18歳ドライブ事故で警察署へ保護者同伴は必要?成年年齢引き下げ後の対応まとめ

18歳で信号のない横断歩道で自転車と接触する事故が起きた場合、警察に“保護者同伴を求められた”と困惑する声もあります。本記事では、成人年齢18歳への引き下げ後の実態や警察対応、親の関与の要否について整理し、安心して対応する方法をご紹介します。

なぜ“保護者同伴”を要請されるのか?

警察は事故対応のため、事故の状況確認や供述調書作成の際、成年・未成年にかかわらず安心して本人から話を聞きたいと考えることがあります。

しかし、18歳は法律上の成人年齢に達しており、民法上は親の同意や同伴が原則不要です。

成人年齢18歳の意味と法的実態

2022年4月から「成年年齢」が18歳に引き下げられ、18歳以上は法律上の成人とされ、契約や責任能力について親の同意は必要なくなりました。

従って、交通事故に関しても18歳の本人が単独で対応・手続き・調書作成を行う権限があります。

実務では親が必要な場合もあるのか?

現場によっては警察署が保護者同伴を望むケースがありますが、これはあくまで“配慮”であり、法的な義務ではありません。

実際に18歳が「成年なので一人で大丈夫です」と伝えれば、一般的には保護者なしで話を聞いてもらえます。

過失割合や責任能力も大人と同等

18歳は成人扱いとなるため、不法行為責任や過失割合の判断も年少者ではなく大人と同様に評価されます。

信号のない横断歩道での見通し悪化による接触事故では、双方の状況が過失割合の中心となり、成年であれば単独で対応できる責任体制です。

警察対応で困ったときの対処法

もし警察が「保護者同伴が必要」と繰り返す場合は、まず「成年年齢に達しているため、一人で話します」と冷静に説明しましょう。

それでも不安な場合は、事前に弁護士や交通事故専門の相談窓口に連絡し、助言を受けながら対応するのも有効です。

まとめ

・2022年以降、18歳は成年として親の同意や同伴は法律上不要
・警察署で保護者同伴を求められるのは実務上の配慮で、断れば一人で対応可能です。
・事故対応や後の手続きに不安がある場合は、事前に相談窓口や弁護士へ連絡しておくと安心です。

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