オーダーメイドシャンプーで話題のメデュラ(MEDULLA)ですが、定期便契約に関して「解約できない」「問い合わせが返ってこない」といったトラブルが報告されています。特に、肌に合わず炎症が出た場合は、使用を継続するのが難しいだけでなく、支払い義務の判断にも関わります。この記事では、定期便を間違って契約してしまった場合や、使用後に肌トラブルが起きた際の正しい対応方法を解説します。
メデュラ定期便の契約はキャンセルできる?基本の契約ルールを確認
メデュラの定期便は初回申込時に「○回以上継続が必要」という縛りが記載されていることが多く、最低継続回数を終えるまで解約できない仕組みになっています。8回継続などの設定がされているケースでは、それに同意した契約内容が優先されます。
ただし、これはあくまで通常利用が前提。健康被害や重大なトラブルが発生した場合には、例外的対応を求めることが可能です。
皮膚に炎症が出た場合の法的観点:解約の主張は可能
商品使用によって肌荒れやかぶれといった明確な被害が出た場合は、「契約の目的を達成できない状況」とみなされ、解約や返品交渉の正当な理由になります。
消費者契約法や民法では、「契約時には予見できなかった事由による損害」があった場合、契約解除の余地があるとされています。さらに、医師の診断がある場合は証拠として非常に有効です。
このようなケースでは、「自己都合の解約」ではなく「製品の不具合によるキャンセル」として、違約金や定期縛りの無効を主張できる可能性があります。
返金や中途解約のために取るべき行動ステップ
以下の流れで手続きや交渉を進めるのが理想です。
- 医師の診断書・診療明細書を用意する(皮膚炎との因果関係の証明)
- 内容証明郵便で公式に解約通知を出す(メールやチャットだけでは不十分)
- 記録(問い合わせ履歴・発送伝票・写真)を保存しておく
また、消費生活センター(188)に相談すれば、第三者機関の支援を受けながら交渉が可能です。
問い合わせの返答がない場合:法的手段も視野に
企業によってはメールやLINEでの問い合わせをスルーする対応も見られます。こうした場合は、内容証明郵便による正式な通知を送ることで、企業側に強制力を与えられます。
それでも対応がない場合は、少額訴訟(60万円以下)や法テラスを活用して裁判所を通じた手続きも可能です。もちろん、事前に弁護士への無料相談を活用することで、無駄なトラブルを回避できます。
定期便契約時に気をつけたいポイントと予防策
定期購入は、初回割引やプレゼントに惹かれて申し込んだ後にトラブル化する例が非常に多く見られます。事前に以下を確認しましょう。
- 初回だけで解約できるか(「継続回数なし」と書かれているか)
- 解約申請はいつまでか(発送◯日前など明記あり)
- 肌トラブルが出た場合の対応ポリシー
公式サイトだけでなく、国民生活センターなどのトラブル事例も定期的にチェックしておくと安心です。
まとめ:皮膚トラブルと定期便は別問題。正しく対応すれば解約できる可能性あり
メデュラのような定期便であっても、使用によって健康被害が生じた場合は、正当な理由による契約解除が可能です。泣き寝入りせず、医師の診断書や問い合わせ記録を残した上で、冷静に法的手続きを進めることが大切です。
「間違って契約したから全部受け取らないといけない」と思い込まず、まずは無料相談や消費者相談窓口を活用しながら、適切な対応を進めましょう。