夫婦2人で年間300万円の支出を3枚のクレジットカードで分担してポイントを最大化しようと考える方は少なくありません。この記事では、楽天カード・Amazon primeカード・三井住友ゴールドNLカードの利用戦略を見直し、より効率的にポイントを貯めるためのコツを具体的に解説します。
現在の支払い内訳とポイント還元の整理
まずはざっくりと年間支出とポイントの見込みを確認します。
カード | 年間利用額 | 主な利用先 | ポイント還元率 | 見込みポイント |
---|---|---|---|---|
楽天カード | 66万円 | 楽天ペイ・市場・モバイル | 1%〜7% | 約10,800P |
Amazon primeカード | 14万円 | Amazon | 2% | 約2,800P |
三井住友ゴールドNL | 220万円 | SBI証券・コンビニ・その他 | 1%〜7% | 約27,000P |
年間合計ポイントは約40,600ポイント。悪くない数値ですが、さらに最適化できる余地があります。
楽天カードの使い方を見直すポイント
楽天市場での還元率が最大7%となっていますが、これはSPU(スーパーポイントアッププログラム)を最大限活用できている場合の話です。
確認すべき項目:
- 楽天銀行引き落としにしているか?
- 楽天証券を使ってポイント投資しているか?
- 楽天モバイル・楽天ひかりも利用しているか?
これらを満たすとSPUの倍率が上がるため、還元率の実質アップが可能です。
Amazon primeカードはサブ利用が最適
Amazon専用であれば2%還元は魅力的です。ただし、利用金額が少ないため、サブカード的に使う方針で問題ありません。
高額商品をAmazonで買う月だけAmazonギフト券チャージ(最大2.5%)+カード決済で還元率を高める工夫も可能です。
三井住友ゴールドNLカードのポテンシャルを最大化する
このカードは年間100万円利用で年会費永年無料、SBI証券でのクレカ積立1%還元など、ポイントが強力です。
コンビニ・マクドナルドなど対象店でタッチ決済すれば最大7%の還元も可能なため、日常使いのメインカードとして非常に優秀です。
また、積立投資での利用額を含めて100万円を意識して調整すると効率的です。
より効率的な支払い配分の見直し案
現在の使い方でも十分に工夫されていますが、以下のように少し調整するとさらに良いかもしれません。
- 楽天市場・楽天サービス:SPU対策をしっかり行い、年80万円程度まで集中
- Amazon利用:年10万円以下ならギフト券チャージ活用で高還元化
- 三井住友NL:100万円修行+SBI証券積立(合計で200万円)で安定運用
特に三井住友カードの「100万円ぴったり戦略」は、年会費無料化や1万ポイントプレゼントなど大きなメリットがあるため意識すると良いでしょう。
まとめ:年間300万円はカード戦略で差がつく
年間支出が大きい家庭では、クレジットカードの選定と振り分けがポイント還元に直結します。今回紹介した見直しポイントを意識することで、数千〜1万ポイント以上の差が出る可能性があります。
生活スタイルに合ったカード戦略を見直すことで、日々の支払いがもっとお得になるはずです。