ガス器具調査票を返送したのに、後日「訪問する」と電話がかかってきたら不安になりますよね。本当に正規の点検なのか、それとも詐欺なのか、見極め方と安心して対応するためのポイントを解説します。
ガス設備点検は法律で定められた定期点検
LPガス・都市ガスともに、法律で4年に1度以上の定期点検が義務付けられています。事前にハガキや電話で「訪問予定のお知らせ」が届くのが通常です。
正式な点検なら「事前通知+身分証提示+費用無料」が基本です[参照]
詐欺電話や偽点検の手口とは?
「東京ガス」や「ガス協会」を名乗って電話や訪問し、検針票・点検票を見せて不審な請求をするケースが全国で報告されています[参照]。
マーク入り制服や名刺を使って信用させ、給湯器交換や点検料と称して高額を請求する詐欺もあります[参照]
今回の電話は正規?見分けるチェックポイント
- 連絡手段:ハガキ等の事前通知があったか–通常はこれが最初
- 電話内容:会社名・担当者名・連絡先を明示しているか
- 費用の有無:点検自体は無料、請求するなら詐欺の可能性高い
- 身分証・証明書の提示を求める–正規なら必ず見せてくれるはず
不審と感じたらどうする?対応の手順
①「訪問予定はない」と伝えて断る。②不審な点があればガス会社の正規窓口に問い合わせて確認。
③迷ったらまず玄関先で応対、室内には入れない。④不当な請求があれば警察や消費生活センターへの相談も検討しましょう。
消費者相談事例とアドバイス
横浜市消費生活センターでは、「無料点検」と称して訪問し契約を迫る点検商法に警戒を促し、「玄関先ではインターフォン越しに、委託業者でないこと・点検不要」をきっぱり伝えるよう助言しています[参照]
神奈川や静岡のガス会社でも、制服・身分証確認、事前連絡の有無、点検費用無料などのチェックを呼びかけています[参照]
まとめ
ガス器具調査票を返送済でも、後日電話が来る場合は正規点検か怪しい電話かで見分けが必要です。
特に、事前通知の有無・会社名や身分証の確認・費用の有無が重要な判断材料です。
不安な場合はまず窓口への確認と、玄関先での応対、請求があれば消費者相談などを検討して、安全第一で対応しましょう。