Pinterestで見つけた画像をうちわに使用・販売しても大丈夫?著作権と利用の注意点

うちわのハンドメイドが人気を集める中、PinterestやSNSで見つけたパーツ画像を使って作成・販売することに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。著作権の視点から、どのような行為が問題となるのかを解説します。

Pinterestの画像に著作権はあるのか?

Pinterestに投稿されている画像の多くは、個人・企業の著作物であり、その画像には著作権が存在します。Pinterest自体が画像の著作権を保有しているわけではなく、投稿者もしくは元の制作者が著作権者です。

したがって、たとえPinterestで自由に見られたとしても、画像の無断使用は著作権の侵害にあたる可能性があります。特に出所が不明で著作権者に連絡が取れない場合はリスクが高まります。

パーツ画像をうちわ作りに使うのはOK?

趣味や個人利用であれば「私的使用の範囲」として問題にならないケースもありますが、著作権者が商用利用を禁じている素材の場合、無断使用は原則NGです。特に、商用利用(販売、配布、展示など)に発展する場合は許可が必要になります。

また、画像が二次創作や他人の著作物の引用である場合、それをさらに使用することは複雑な著作権問題を引き起こす可能性があります。

うちわにして販売するのは著作権侵害?

無断使用した画像を使用して作成したうちわを販売する行為は、著作権侵害に該当する可能性が非常に高いです。販売という行為は「公衆への譲渡」に該当し、著作権の複製権・頒布権の侵害になり得ます。

特に、ファンアートや芸能人の写真、ロゴなどを含む画像を加工・使用する場合は、権利元から訴えられるリスクもゼロではありません。

著作権侵害にならないための安全な方法

  • 著作権フリー(CC0など)の素材サイトから画像を入手する
  • 商用利用可能なライセンスが明記された素材を使用する
  • 自作したオリジナルパーツを使用する
  • AIツールやグラフィックソフトを活用して一から自作する

著作権を侵害しない最大の方法は「自分で完全にデザインした素材を使う」ことです。IllustratorやCanvaなどのツールを使えば、初心者でもシンプルなパーツが作成できます。

実際のトラブル事例と注意点

過去には、ハンドメイド販売サイトでキャラクターの二次創作グッズを販売していたユーザーが、権利者から通告を受けて販売停止・アカウント停止になったケースがあります。

また、画像検索でヒットした素材を使用してトラブルになったという報告もあります。特にPinterestは転載が多く、著作権者が誰かすぐにわからないことが多い点にも注意が必要です。

まとめ:ハンドメイドでも著作権は守ろう

Pinterestなどで見つけたパーツ画像は、見た目が魅力的でも、著作権のある素材である可能性が高く、無断での使用・販売は危険です。安全にうちわを制作・販売するには、著作権フリーの素材を使うか、完全オリジナルのデザインを用いることが基本です。

著作権の意識を持つことで、安心してクリエイティブ活動を楽しめます。

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