「キャンセルしたはずなのに、ペイディから請求が来た…」というケースは実は少なくありません。この記事では、キャンセル済みなのに請求が反映されない理由や、ペイディへの確認方法、そして実際に請求を取り消すための具体的な対応策を解説します。
■ペイディに請求が残る主な原因とは?
ペイディはあくまで「決済代行会社」であり、実際の注文やキャンセル処理は各ECサイトや販売業者側で行われます。つまり、販売元がキャンセル処理を完了させていなければ、ペイディの請求からは消えません。
特に注意したいのが、キャンセル完了の連絡が来ていても、実際には返金処理や取り消し処理が未反映のままになっているケースです。
■まず確認すべき3つのポイント
- 1. 購入元からの正式なキャンセル完了メール
メールの件名や本文に「キャンセル完了」または「返金処理済」の記載があるかを確認しましょう。 - 2. ペイディアプリ/Webマイページ
該当取引が「請求中」のままか、「キャンセル済」になっているかを確認します。 - 3. 決済日とキャンセル申請日のタイミング
請求が締め切られた後にキャンセルが入った場合、一度請求された後、翌月に返金処理となることがあります。
■取引キャンセルが反映されていないときの対処法
もし販売元でキャンセル処理済となっているにもかかわらず、ペイディ側で請求が消えていない場合、次のように対応しましょう。
- 販売元に確認:「ペイディ側に請求が残っている」と伝え、返金・キャンセル処理が送信されているか再確認してください。
- ペイディに連絡:ペイディ公式サポートからチャットやメールで問い合わせ。注文番号とキャンセル証明(スクショなど)を添えるとスムーズです。
■返金タイミングの遅れにも注意
月末にキャンセルが発生した場合、ペイディの締め日(毎月末日)を過ぎてしまうと、いったん請求が確定した上で、翌月以降に返金処理が行われることがあります。
このような場合は、「返金処理のステータスを確認してから請求の取り消しを待つ」必要があります。
■こんな時は要注意!詐欺業者の可能性も
販売元が「キャンセルできない」「メールの返信がない」「返金対応を引き延ばす」などの対応をしてくる場合、悪質なECサイトや詐欺業者の可能性もあります。
その場合は、消費生活センター(188番)や消費者庁に相談することで、業者への行政指導や返金交渉の支援が受けられます。
■まとめ:反映されないペイディ請求は販売元とペイディ両方に確認を
「キャンセルしたのに請求が消えない」という場合は、①販売元でキャンセル処理が完了しているか、②ペイディ側に反映されているかの2点をしっかり確認しましょう。
焦らず、証拠をそろえたうえで両者に丁寧に問い合わせれば、請求の取り消しや返金対応を受けられる可能性が高まります。困った時は、専門機関にも相談するのが安心です。