水道点検業者が県外ナンバーの車で来るのは不審?よくあるケースと見分け方を解説

自宅に突然やってきた水道点検業者の車が県外ナンバーだったら、不安に感じるのも無理はありません。しかし、実際には合法かつ一般的なケースも多く、すぐに詐欺とは限りません。本記事では、なぜ県外ナンバーの車が来るのか、よくある正当な理由とともに、不審業者を見分けるポイントも詳しく解説します。

県外ナンバーの業者が点検に来る理由

まず、県外ナンバーだからといって即詐欺とは限りません。以下のような理由で県外ナンバーの車両が使われることがあります。

  • 点検業務を外部委託しており、契約業者が他県から派遣される
  • 車両がリース会社名義のためナンバーが登録本社所在地になっている
  • 近隣県に拠点を置く広域業者のルート対応

特に大手の委託会社では、広域にサービス網を持ち、県境を超えて対応していることも多くあります。

注意すべき“怪しい業者”の特徴

一方で、点検を装った訪問販売や詐欺も存在するため、以下の点に注意しましょう。

  • 身分証や自治体からの委託証明書を提示しない
  • 「無料点検」と言って勝手に敷地内に入ろうとする
  • 点検後に工事契約を強引に迫ってくる
  • 会社名や車両に業者名の表示がない

正規の業者は必ず市町村と契約を交わしており、名札や委託証などの提示が求められます。

本物の水道点検かを見極める方法

確認の第一歩は、訪問者の身分証明の確認です。必ず「どこの業者か」「自治体からの委託かどうか」「何のための点検か」を聞きましょう。

その上で、市役所や上下水道局などに「●●という業者が来ているが、そちらが依頼したか?」と問い合わせれば、正式かどうかの確認ができます

よくあるトラブル例と対応策

実際に報告されているケースでは、「無料点検」と称して水質検査を装い、後から高額な浄水器やリフォームを勧誘される事例が多数あります。

対策としては、その場で契約せず、一度断りましょう。また、できれば会話内容をスマートフォンなどで録音しておくと安心です。

県外ナンバーだから不審とは限らない

広域展開している正規業者では、リース車両や支店の車両を活用しているため、県外ナンバーが使われるのは一般的です。

例えば東京都の大手給排水業者が神奈川や千葉に点検に来る際も、自社の本社ナンバーをそのまま使用していることがよくあります。

まとめ:見た目で判断せず冷静な確認を

・県外ナンバーの点検車両は必ずしも不審ではない
・「委託証明書」「身分証明書」の提示がない業者には注意
・その場で契約せず、市区町村や水道局に確認を
・訪問業者が不審なら即対応せず、まず情報収集を

冷静に対応することで、詐欺被害を未然に防ぐことができます。見た目やナンバーに惑わされず、確認・記録を徹底しましょう。

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