駐車場で車を当て逃げされた――警察と保険会社に連絡したものの、「交通事故証明書」って誰が用意するの?いつ取りに行けばいい?と不安に感じる方も多いはず。この記事では、当て逃げ被害時の正しい対応と交通事故証明書の取得方法をわかりやすくご紹介します。
交通事故証明書とは?保険金請求に必須の書類
交通事故証明書とは、交通事故が警察に届出された事実を証明する書類で、自動車保険(任意保険・車両保険など)の請求時に必須です。
特に「当て逃げ」の場合でも、加害者不明であっても発行は可能で、証明書には「人身事故」「物件事故」「当て逃げ(加害者不明)」などの区分が記載されます。
交通事故証明書の申請方法:基本は“自分で申請”
交通事故証明書は、事故を届け出た後に自分自身で申請する必要があります。警察が自動的に発行・郵送してくれるわけではないため注意が必要です。
申請場所:
- 最寄りの自動車安全運転センター
- 郵送(申請書を郵送して取得)
- 一部都道府県ではコンビニ交付やオンライン申請も可能
申請に必要なもの:
- 交通事故証明書交付申請書
- 事故発生日時・場所・届け出警察署名
- 申請者の住所・氏名・連絡先
- 手数料(通常400円程度)
事故届け出からいつ申請すればよい?
事故発生直後でも申請は可能ですが、警察による受付処理や事故内容の確認が完了していない場合、発行までに数日~1週間程度かかることがあります。
目安としては、事故から3~5営業日後以降に申請するとスムーズです。警察署に確認してから申請すると安心です。
保険会社が代理で取得するケースもある
一部の保険会社では、契約者の同意のもと保険会社が代理申請を行うサービスがあります。
特に「車両保険を使いたい」「人身事故で治療費を請求したい」などの場合は、担当者に「交通事故証明書の申請はどうすればいいか」と相談しましょう。自分で取得しなければならないケースもあるため、確認は必須です。
実際の流れ:当て逃げ→届け出→証明書→保険請求
- 警察へ通報し、「物件事故」として受理される
- 事故番号を聞いておく(証明書申請に必要)
- 数日後、交通事故証明書を自分で申請
- 証明書が届いたら、保険会社へ提出し手続きを進める
この流れを押さえておけば、相手が見つからなくても保険金を受け取るための準備は整えられます。
まとめ:交通事故証明書は“自分で取る”が原則。保険会社と連携を
・交通事故証明書は保険請求に必須で、警察は自動で発行しない
・申請は事故発生から数日後が目安。郵送や窓口で対応可能
・保険会社が代行取得してくれることもあるので、要相談
・事故番号や届出警察署を控えておくとスムーズ
冷静に手続きを進めれば、当て逃げでもきちんと補償は受けられます。焦らず、確認と行動を一つずつ重ねましょう。