無断で他人の顔をこっそり撮影する行為は犯罪?肖像権・プライバシー権の法律解説

街中や公共の場で、見ず知らずの人の顔を無断で撮影するのは法律上どうなのか、犯罪や罰則の有無をわかりやすく解説します。

肖像権とは?

肖像権は「他人の容貌や姿態をみだりに撮影されない権利」であり、個人の人格的利益を守るものです :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

撮影された写真や動画が本人の許可なく公開されると、不法行為として損害賠償請求の対象となり得ます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

無断撮影は犯罪?

基本的に、無断で顔を撮影する行為そのものは**犯罪には該当しません**が、肖像権侵害により民事責任(損害賠償など)を問われる可能性があります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

ただし、性的盗撮など特定の場合は「撮影罪」という刑事罰該当のリスクもあります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

プライバシー権侵害も問題

私生活が写り込んだ撮影はプライバシー権の侵害につながりうる行為です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

特に、屋内・私的場所での無断撮影や、それをSNS等で拡散すると、損害賠償リスクが高まります :contentReference[oaicite:5]{index=5}。

どんなケースが違法?

  • 顔がはっきり写っている

  • 本人の許可なしに撮影・公開された

  • 特定の人物を狙った隠し撮り

  • SNS等拡散性の高い媒体で公開

これらに当てはまると、肖像権・プライバシー権侵害となりやすいです :contentReference[oaicite:6]{index=6}。

違法ではない撮影とは?

公共の場で遠景を撮り、人が小さく写る程度なら、肖像権侵害になりにくいとされています :contentReference[oaicite:7]{index=7}。

ただし、アップで撮る、拡散する場合は要注意です。

トラブルを避けるための注意点

  • 人に近づいて撮影するときは事前に許可を取る

  • SNS等で公開するならモザイク加工や肖像権への配慮を

  • 明らかに個人を狙った隠し撮りは絶対に避ける

まとめ

・無断撮影は犯罪とは限らないが、肖像権・プライバシー権侵害として民事責任が問われる可能性あり。
・性的盗撮なら刑事罰対象(撮影罪)となるケースも。
・撮影時は相手の承諾を得る、公表時はモザイク等配慮し、トラブルを回避しましょう。

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