インフルエンサー投票依頼のDMは詐欺?注意すべきポイントと見分け方

最近SNS上で「アンバサダー枠をかけたインフルエンサー投票に協力してください」といった内容のダイレクトメッセージ(DM)を受け取る人が増えています。一見すると応援のお願いに見えますが、実は詐欺やフィッシングの手口であることも多いため注意が必要です。

インフルエンサー投票DMとは?

多くのDMは「投票リンクにアクセスして応援してほしい」「公式イベントでアンバサダーに選ばれるために一票をお願いします」といった文言が記載されています。

送信者は一見フォロワー数が多く、インフルエンサー風のプロフィールですが、アカウントが乗っ取られていたり、架空の人物であることも珍しくありません。

詐欺やフィッシングの典型例

こうした投票リンクの多くは、外部の不審なウェブサイトへ誘導し、あなたのSNSログイン情報や個人情報を盗もうとします。

また、クリックしただけでウイルス感染のリスクがあるページや、クレジットカード情報を入力させる偽アンケートサイトに繋がるケースも報告されています。

実際の被害事例

あるユーザーはInstagramで「応援して」とDMが届き、リンクをクリック。表示されたページにログイン情報を入力したところ、翌日アカウントが乗っ取られ、フォロワー全員に同様のDMが送信されていました。

また、別の例では「投票完了のためにはクレジットカード認証が必要」と表示され、情報を入力した結果、海外での不正利用が発生しました。

安全に確認する方法

本当に公式なキャンペーンであれば、SNSプラットフォームの公式アカウントからの案内や、URLが信頼できるドメイン(例:https://instagram.com や https://twitter.com)であるはずです。

不審なリンクはクリックせず、送信者に直接確認する、またはそのアカウントをブロック・通報しましょう。

万が一リンクを踏んでしまったら

リンクをクリックしてしまった場合でも、個人情報を入力しなければ被害の可能性は低いですが、念のためウイルスチェックを行いましょう。

もしIDやパスワードを入力してしまった場合は、速やかにパスワードを変更し、SNSのセキュリティ設定を強化(2段階認証の設定など)してください。

まとめ

「アンバサダー投票のお願い」DMの多くは、詐欺やフィッシングの可能性が高いため、十分な注意が必要です。SNSでは信頼できる情報源以外のリンクはクリックせず、常にセキュリティ意識を持って行動することが大切です。

少しでも不審に思ったら、まずは情報を検索し、同様の被害がないかを確認しましょう。あなたのSNSアカウントと個人情報を守るためにも、安易なクリックは避けましょう。

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