深夜の人通りが少ない時間帯に、つい交通ルールを軽視してしまうことがあります。しかし、たとえ車や人がいなくても、信号を無視した場合は道路交通法に違反する可能性があります。今回は「夜中に赤信号を渡り、警察官に止められたが何もなく帰宅した」という状況を例に、警察の対応とその後の影響について詳しく解説します。
歩行者にも適用される信号無視のルール
道路交通法では、歩行者も信号を守る義務があります。信号無視は軽微とはいえれっきとした交通違反であり、現場を警察に目撃された場合は注意または違反切符(青切符)を切られる可能性もゼロではありません。
ただし実際には、悪質性や危険性がない場合は厳重注意で済まされるケースが多いです。特に車通りがなく事故のリスクが低ければ、指導にとどまることもあります。
警察に声をかけられたがその場を立ち去った場合
今回のように、警察官に「止まりなさい」と言われたが、すでに横断中であったため歩いて渡り切ったという場合、必ずしも違反が確定したわけではありません。
警察官が追ってこず、その場で名前や住所などを確認されていなければ、後日違反通知が届く可能性は極めて低いと考えられます。
万一のケース:その場で取り締まりが行われた場合
もし警察官に呼び止められ、その場で身分確認や事情聴取が行われた場合は、以下の対応が必要となる場合があります。
- 軽微な交通違反として「指導・警告」を受ける
- 悪質と判断された場合、反則金の対象となる(青切符処理)
- 非常に稀に、繰り返し違反や職務質問への非協力で問題が拡大することも
ただし、歩行者の信号無視で反則金が科されることは少なく、あくまで注意で済むケースが大半です。
その後に請求や通知が来る可能性はある?
違反をしたとしても、その場で身元確認を受けていない限り、後日通知が届くことはありません。交通違反の取り締まりには、違反者の特定が不可欠であり、顔も名前も分からないまま取り逃した状態で追跡処理されることは通常ありません。
不安が残る場合は、地元の警察署に「その日の夜間に交通違反で指導を受けたが通知は来るのか」と確認することも可能です。
信号無視は軽視されがちだが注意を
夜間や深夜であっても、赤信号は「止まれ」です。たとえ車が来ていなくても、子どもが見ていたり、他人の模範になることもあるので、日頃から安全とマナーを意識することが大切です。
また、警察官に声をかけられた場合は、必ず立ち止まり、指示に従うようにしましょう。違反以上に、その後の態度が重要視されることもあります。
まとめ:今回のケースは原則「注意」扱いで終了
今回のように、赤信号を渡って警察官に注意されつつも立ち去ったケースでは、後日連絡が来る可能性は低く、指導目的だったと考えられます。しかし、交通ルールは歩行者にも適用されるため、今後は安全第一で信号を守りましょう。
不安な場合は、最寄りの警察署や交番に事情を確認することも一つの安心材料になります。