近年、初回格安価格で商品を提供し、その後高額な定期購入に自動移行する「定期購入商法」に関する相談が増えています。「ぷるらぶ」もそのひとつとされ、解約しづらいケースが報告されています。本記事では、ぷるらぶの解約方法や困ったときの対応策、消費者センターへの相談方法について詳しく解説します。
ぷるらぶとは?定期購入の仕組み
ぷるらぶは、主にスキンケア・美容系の商品を初回500円などの割引価格で提供し、2回目以降は通常価格(9,000円以上)で自動配送・課金される定期コース形式です。多くの場合、最低○回以上の継続が必要という記載が小さく表示されています。
初回価格に惹かれて申し込んだ後、気づかないうちに高額な継続課金が始まる仕組みとなっており、注意が必要です。
ぷるらぶの解約方法
公式サイトやLINE経由での解約が主な手段とされており、次のような方法があります。
- LINEで「解約」とメッセージ送信
- チャットボットに沿って「定期解約手続き」を選択
- 「解約完了」と表示されるまで手順を進める
しかし実際には「同じ質問を繰り返される」「完了にならない」といった声もあり、トラブルが多発しています。
解約できない・繋がらないときの対応
LINEでのやり取りがループしたり、電話番号が不明・通じないといったケースでは、下記の対処法を試してみてください。
- 特定商取引法に基づく表記ページの確認(会社名・電話番号・メールアドレス)
- 内容証明郵便を使って解約意思を通知
- 支払い方法(クレジットカード等)側での停止手続き
また、記録としてLINEの画面をスクリーンショット保存しておくことが後々の証拠になります。
消費者センターへの相談方法
解約がスムーズに進まない場合や、対応が不誠実だと感じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談しましょう。
連絡時は以下の内容を整理しておくとスムーズです。
- 商品の名前(ぷるらぶ)
- 注文した日・到着した日
- 定期コースの有無と内容(何回継続が条件か)
- 解約のために試した手段と結果
- 相手先の会社名・連絡先
消費者センターから業者に連絡してもらうことで、解約や返金に応じてもらえるケースもあります。
クーリングオフや支払い停止の可能性
通信販売には原則としてクーリングオフ制度はありませんが、例外として「勧誘時に重要な情報が隠されていた」「誤認させる表現だった」などの場合は、契約無効を主張できることがあります。
また、クレジットカード決済であれば、支払停止の抗弁制度を利用できる場合があります。カード会社に連絡し、事情を説明して支払いを止めてもらう相談をしてみましょう。
まとめ:早めの行動と記録がトラブル回避の鍵
ぷるらぶのような定期購入型商品に関するトラブルは増えていますが、正しく手続きを行い、必要に応じて第三者機関(消費者センターやカード会社)に相談することで解約・返金が可能な場合もあります。
大切なのは「証拠を残すこと」「早めに相談すること」です。困ったときは一人で悩まず、消費者庁の公式ページや「188」へ相談してください。