オンラインで副業として始めたTEMUの“出店”が詐欺に繋がるケースが報告されており、被害額が数百万円、時には2000万円弱に達する深刻な事例も存在します。本記事では、同じような被害に遭わないためのチェックポイントや、もし被害にあった場合の具体的な対処ステップを整理しています。
①TEMU出店詐欺の典型的な手口
紹介者を通じて誘導され、実店舗を持たずに“出店”や“仕入れ”をする仕組みで、「利益が出ている」と見せかけて安心させます。
出金申請をした途端、「プラットフォームの不具合」「店舗解約申請が急増」などの理由で送金を延期、さらに音信不通になる流れが典型的です。
②被害を避けるための事前チェック
✅仕入れ方法や出金条件に不自然さはないか細かく確認しましょう。
✅「ダウンしている」など運営の都合を理由にする場合は、迅速な問い合わせ対応を求め、証拠として画面キャプチャを残します。
③被害に遭った場合の対処フロー
1. 消費生活センターや警察に相談し、相談番号・受付記録を保管。
2. 銀行やネットバンクで振込口座を凍結または返金要請。
3. 情報があれば、紹介者やSNSのやり取りも含めた全ての記録を証拠として整理。
4. 必要に応じて、警察へ詐欺被害届を提出。
④同様の被害者と連携して動く
Yahoo!知恵袋などでは「TEMUの出店で詐欺被害に遭いました…」といった投稿があり、被害者同士の情報交換が見られます[参照]。
複数の被害者が集まれば、被害届だけでなく集団訴訟や捜査請願につながる可能性も高まります。
⑤TEMUの信頼性とリスク認識
TEMUは公式にはAPWG(Anti‑Phishing Working Group)に加盟し、フィッシング対策に取り組んでいると発表されています[参照] :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
ただし、出店ビジネス自体は第三者によるスキームで、公式とは無関係の詐欺が横行しています。
まとめ
✔ 被害に遭わないためには、「出金の条件」「運営の説明」「紹介者の信頼性」を慎重に確認することが最重要です。
✔ もし被害に気付いたら、即座に振込停止・相談センターや警察への相談・情報収集を行い、被害届提出などの行動を取りましょう。
✔ 同じように被害を受けた人と連携することで、捜査や訴訟の効果が高まる可能性があります。