交通事故後の腰痛に要注意:適切な検査と医師との向き合い方

交通事故後、首や肩の痛みとともに腰の痛みを感じている方は少なくありません。しかしながら、診断やリハビリの対象から腰が外れてしまうケースもあります。本記事では、腰の症状を放置せず適切に医師に伝える重要性と、その際に取るべき具体的な行動を詳しく解説します。

事故後の腰痛は見逃されがち

交通事故直後は、首のむち打ちや肩の捻挫などが主に注目されやすく、腰の症状が軽視されることがあります。しかし、腰も事故の衝撃を受けやすい部位のひとつです。

事故から数日経ってから痛みが強まるケースもあり、時間差で現れる症状に対応できるよう、医師への情報提供が重要です。

初診時に訴えていた場合のポイント

初診時に腰痛を訴えていた場合、カルテにその記載が残っている可能性があります。この記録があれば、後日検査を依頼する際にも説明がスムーズです。

ただし、医師が見逃している、あるいは軽視しているケースもあるため、患者自身の積極的な申し出が重要となります。

腰のMRI検査を受けるにはどうする?

腰痛の原因が骨や神経、筋肉にあるかを調べるには、MRI検査が非常に有効です。レントゲンでは写らない椎間板や神経の異常もMRIなら確認できます。

腰の痛みが継続している場合は、次回の診察を待たず、早めに受診を申し出ることが望ましいでしょう。電話で受診希望を伝え、受付や看護師経由でも相談できます。

患者の声が届きづらい医療機関での対処法

話を聞いてくれない、腰の症状に向き合ってくれない医師に当たった場合は、転院も視野に入れるのが現実的です。事故の通院先は患者が自由に選べます。

また、交通事故の治療に詳しい整形外科や接骨院を併用するのも一つの手段です。保険会社に相談すれば、通院先の変更にも対応してくれる場合があります。

腰痛がある場合の保険対応と示談への影響

症状のある部位が診断書に含まれていないと、慰謝料や治療費の補償対象にならない可能性があります。特に腰痛が長期化する場合、初期段階での医師の診断が重要です。

そのため、腰の痛みを放置せず、診断書にきちんと記載してもらうことが、後々の保険請求・示談交渉でも有利に働きます。

まとめ:腰痛は軽視せず、早めの行動を

交通事故による腰痛は、レントゲンでは見逃されがちな症状のひとつです。自覚症状がある場合は、次の診察を待たず早めに医師に訴えることで、必要な検査や治療につながります。

また、対応に不満がある場合は転院も含めて柔軟に対応しましょう。腰痛の早期対応が、その後の回復や補償内容を大きく左右するポイントとなります。

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