車からのポイ捨ては通報できる?ドライブレコーダー映像を警察に提出する方法と注意点

通勤中など日常の運転で、前方車両からの煙草のポイ捨てやマナー違反を目撃した経験のある方も多いのではないでしょうか。特に吸殻の投げ捨ては危険で迷惑な行為です。この記事では、ドライブレコーダーの映像をもとに警察に通報することは可能か、そして通報時のポイントと今後の対策について詳しく解説します。

タバコのポイ捨ては法的に処罰対象になる

車両からのタバコの吸い殻投棄は、「軽犯罪法第1条第27号(廃棄物の不法投棄)」や「道路交通法第71条6号(安全運転義務違反)」、さらには各自治体の条例(ポイ捨て禁止条例)にも違反する可能性があります。

例えば東京都では、ポイ捨て行為に対し罰金1万円が科されるケースもあり、法的には十分に違反として扱える行為です。

ドライブレコーダーの映像は証拠として活用可能

ドライブレコーダーに記録されたナンバープレートや行為の映像は、警察への通報時に証拠として提出することが可能です。特に「ナンバー」「時刻」「場所」が鮮明に映っている場合、警察が指導や警告などの対応を取る可能性が高くなります

録画データを保存し、必要に応じて動画ファイルをSDカードなどにコピーして提出できるように準備しておきましょう。

実際の通報方法と警察の対応の流れ

通報は、最寄りの警察署・交番・駐在所に出向く、もしくは電話(110番以外の相談窓口)で行えます。映像を持参する場合は、受付で「車両からの吸い殻投棄について相談したい」と伝えるとスムーズです。

警察はドライブレコーダーの映像を確認した上で、違反内容に応じた警告や指導、事情聴取の実施などを検討します。ただし処罰に至るかどうかは証拠の明確さや違反の悪質性によって異なる点に注意が必要です。

繰り返される場合は「継続的な被害」として相談

同じ時間帯・ルートで同一の車両が継続してマナー違反をしている場合は、「継続的な迷惑行為」として地域警察に報告し、地域警邏やパトロール強化を依頼することも可能です。

地域の警察署の生活安全課や交通課に相談することで、地域ぐるみでの指導・注意喚起を進めてもらえるケースもあります。

トラブルを避けながら身を守る方法

映像を提出して通報する際は、相手に直接注意するような行動は控えることが大切です。予期せぬトラブルや逆恨みに発展するリスクがあるため、安全な距離を保ち、証拠の確保に専念しましょう。

また、通報内容が正確に伝わるよう、日時・場所・車両情報などをメモしておくと、警察とのやり取りがスムーズになります。

まとめ

車両からのタバコの吸い殻の投げ捨ては、明確な違反行為であり、ドライブレコーダーの映像があれば警察への通報や相談が可能です。

ナンバーや状況がはっきり記録されている場合、警察は指導・警告を行ってくれる可能性があり、再発防止につながることもあります。トラブルを避けながらも毅然と対応する姿勢が大切です。

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