パソコンやチューナーレステレビでネット配信の大相撲動画を視聴した場合、NHKの受信料はどうなるのか──気になるルールを、2025年10月からの制度改正も踏まえて整理します。
NHK受信料の対象は「受信設備」と「受信行為」
放送法64条1項では、「NHKの放送を受信できる設備」を設置した人は受信契約と受信料支払いの義務があります。
パソコンでテレビチューナー付き／アンテナ接続してテレビを観る場合はもちろん対象です。
しかし、チューナーレステレビはテレビ電波を受信できず、現行法では受信契約の対象外とされています[参照]:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
2025年10月からのネット配信は「必須業務」に格上げ
2025年10月以降、NHKはインターネット同時配信（NHKプラス等）を必須業務として受信料徴収対象とします。
スマホやPCでNHKプラス等を視聴するには、受信契約と受信料が必要になります[参照]:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
チューナーレス機器とパソコンで大相撲を見るなら？
・PCやスマホ：単に機器があるだけでは対象外です。[参照]:contentReference[oaicite:2]{index=2}
・しかしNHKプラスなどで配信番組を視聴すれば、2025年10月以降は受信契約が必要。
チューナーレステレビ利用者の注意点
チューナーレステレビでYouTubeやNHKオンデマンドを見る場合、現在は受信契約義務はありませんが、NHKプラス等をストリーミング視聴すれば対象になります。
また将来的にインターネット配信視聴をした人には新たな課金制度が導入される可能性があると専門家も指摘しています[参照]:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
実例まとめ
| 機器・視聴形態 | 受信料義務 |
|---|---|
| チューナーレステレビでYouTube等 | ×（受信料なし） |
| PCでNHKプラス等視聴 | ○（10月以降、契約必要） |
| チューナー付きテレビやアンテナ接続PC | ○（現行から対象） |
まとめ
結論として、パソコンやチューナーレステレビでネット経由の大相撲動画を視聴するだけなら、2025年9月まではNHK受信料の対象外です。ただし、2025年10月以降は、NHKプラスなど視聴開始で受信契約が必要になります。
大相撲を「観るためだけ」に受信料を負担したくない場合は、NHKプラス等にアクセスしないことがカギとなります。