個人再生を経て、過去に通信料金の滞納があった方でも、スマートフォンの契約やプラン変更は可能になることがあります。本記事では、ドコモからahamoへの変更を希望している方に向けて、審査に通る可能性や注意点を解説します。
個人再生とは？信用情報に与える影響
個人再生は、裁判所を通じて借金を大幅に減額し、原則3～5年で返済する債務整理手続きです。免責が下りると、多くの借金が法的に免除されますが、信用情報（いわゆるブラックリスト）には約5～10年登録されるため、ローンや新規の分割契約には制限があります。
ただし、携帯電話契約においては、過去の通信料金滞納や未払いの履歴が影響する場合があるため、信用情報とはやや別の判断基準が用いられることがあります。
ahamoの契約における審査基準
ahamoはドコモのオンライン専用プランであり、新規契約でも端末分割を利用しなければ原則として審査は比較的緩やかです。
特に「SIMのみ契約」や「プラン変更のみ」であれば、料金の滞納歴さえクリアしていれば、過去の債務整理の影響は軽微と考えられます。一方で、端末を分割で購入する場合はCICなどの信用情報機関への照会が行われ、登録情報により審査落ちの可能性が高まります。
ドコモ債務の返済完了は大きなプラス材料
今回のケースのように、すでにドコモへの未払いを完済している場合、その事実は大きな前進です。ドコモでは社内ブラック（独自の顧客情報）も参考にされますが、支払い完了後の期間がある程度経過していれば、契約への影響は薄まっていきます。
また、名義や契約者情報を変更せずにahamoへ「プラン変更」で移行する場合は、社内の契約状況に基づいて処理されるため、通常の審査プロセスよりも通過しやすい傾向があります。
実例：個人再生後にahamoへ移行できたケース
実際にネット上では、次のような報告も見られます。
- 数年前に個人再生→ドコモ完済→ahamoにSIMのみ契約で問題なく移行
- 端末は一括購入し、分割契約は避けた
- 過去に強制解約されたが、名義を変更しなければahamoへ移行できた
このように、端末分割を伴わない形での契約に切り替えると、審査通過の可能性が高まることがわかります。
契約前にやっておくべき確認ポイント
スムーズにahamoへ乗り換えるために、次の点を事前にチェックしておきましょう。
- ドコモへの未払いが完全に解消されているか
- 強制解約歴があるかどうか
- CICやJICCなど信用情報機関の開示（自分で開示請求可能）
- 分割購入を避けて「SIMのみ」で申し込む
また、dアカウントにログインし、契約者情報が正しく登録されているかも重要です。
まとめ｜ahamo契約は状況次第で可能性あり
個人再生後でも、ドコモへの債務を完済していれば、ahamoへの変更は十分に可能です。特に、分割契約を避け、プラン変更やSIM契約のみにとどめることで審査通過率は高まります。
不安な方は、ドコモショップやahamoサポート窓口にて匿名相談も可能なので、事前確認しておくと安心です。