近年増加しているトラブルのひとつに、注文していない商品が代引きで突然届くという被害があります。特に「@026ctgs」などの差出人や中国系の通販サイトからの送りつけが目立っており、多くの人が不安を抱えています。この記事ではその実態と対処法について詳しく解説します。
代引き詐欺の手口と「@026ctgs」の実態
このような被害は「送りつけ商法(ネガティブ・オプション)」と呼ばれ、本人の注文なしに商品を送付し、代引きで料金を徴収する悪質な詐欺の一種です。特に中国系サイトやアカウント名「@026ctgs」などからの荷物は要注意です。
多くの場合、過去に別の通販で入力した住所や氏名、電話番号が第三者に渡り、本人の了承なしに利用されるケースが多く、荷物には注文履歴も説明書もないのが特徴です。
代引き荷物が届いた時に取るべき対応
身に覚えのない代引き商品が届いた場合は、絶対に受け取らずに「受取拒否」をすることが重要です。郵便局や宅配業者にはその場で「注文していないので受取拒否します」と伝えれば返送対応してくれます。
受け取ってしまった場合でも、開封せずに保管し、消費者庁や最寄りの消費生活センター(188)に相談することで返金や対応のアドバイスを受けることができます。
返金が難しい場合の対応と法的立場
仮に代引きで支払いをしてしまった場合でも、民法上「注文していない物品に代金を支払う義務はない」とされています。つまり返金を求める権利はあります。ただし、相手が海外業者の場合は返金交渉が非常に困難です。
そのため、事後対応よりも「受け取らない」ことが最大の防御策です。さらに、同様の被害に遭わないために今後の対策をしておくことが肝心です。
被害防止のために今からできる対策
- 通販サイトは信頼できる日本企業や大手モールのみを利用
- 個人情報(住所や電話番号)は不用意に入力しない
- 過去の通販履歴を見直して怪しいサイトにはアクセスしない
- 不審なLINEやSMSには反応しない、即ブロック
- 代引きを利用しないよう、可能であればカード決済などに限定する
特にSNS広告経由での通販は、詐欺業者が紛れているケースがあるため注意が必要です。
実際の被害事例:「中国サイトから勝手に送られてきた化粧品」
ある30代女性は、インスタグラム経由で一度クリックしたサイトがきっかけで、後日見覚えのない化粧品が代引きで届きました。価格は3,960円で、家族が知らずに受け取って支払い済み。
商品には説明も日本語表記もなく、送り主名は「@026ctgs」でした。消費生活センターに相談後、詐欺と認定され、今後は受け取り拒否を強く勧められたそうです。
まとめ:知らない荷物は受け取らず、まず確認を
「@026ctgs」などを名乗る業者からの代引き商品は詐欺の可能性が高く、身に覚えのない荷物は必ず受け取りを拒否しましょう。
被害に遭ってしまった場合でも、消費者庁や国民生活センターに相談することで適切な対応が可能です。詐欺から身を守るには、常に「知らない相手の荷物には注意」を心がけましょう。