SNSや掲示板で話題になる「ゲーム代行」。プレイヤーが依頼することで、運営規約に違反するだけでなく、法律に抵触するのではと心配になる方もいるでしょう。この記事では、代行依頼者に法的リスクがあるのか、実際の事例や対応策を交えて解説します。
代行行為そのものは規約違反
多くのオンラインゲームでは、代行・ブースティング行為は利用規約違反です。
運営から利用停止(BAN)やアカウント削除の対象となるため、法的処罰とは別にリスクがあります。特にApexなどでは、代行依頼自体が明確に禁止されています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
依頼者が逮捕されるケースは稀
ゲーム代行を依頼しただけで犯罪になることは基本的にありません。例えばYahoo!知恵袋などでも「違法ではない」とする回答が見られます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
ただし、不正アクセス禁止法違反や詐欺など、別の法令に抵触した場合は話が変わります。
どんな状況で依頼者に法的責任が?
- 不正プログラムやチートを使用した場合:プログラム提供者ではないにせよ、依頼者も関与が疑われれば処罰対象となり得ます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
- 課金代行で違法カード利用:カードの不正使用に加担した場合、依頼者も連帯責任を問われるケースがあります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
- 詐欺被害に遭った場合:金銭支払いだけで商品・サービスが提供されないケースで、依頼者が被害者になる可能性もあります。
依頼者のリスク軽減策
- 公式から明記された規約を読む
- 不正プログラムを使用しない
- 課金代行は避け、提供元の信頼を確認する
- 不審な場合はすぐに支払いを止め、証拠(履歴・スクショなど)を保管する
実例と学び
中学生がチート代行を依頼し、その後アカウントを乗っ取られるケースも報告されています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
また、プログラム改造で大学生が逮捕された事例や、損害賠償を求められたケースもあり、依頼者・代行業者ともに契約外の法的責任が発生することがあります :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
まとめ
・代行行為はまず規約違反であり、依頼者もBANやアカウント凍結などの運営措置を受ける可能性があります。
・通常の依頼だけでは刑事罰にはなりにくいですが、不正行為・不正カード使用・詐欺行為等に関与すると法的リスクは高まる点に注意が必要です。
・「依頼して快適にプレイしたい」気持ちは理解できますが、自分と相手の安全を守るためにも、不正行為は絶対に避けることが重要です。