ポストや玄関に貼る「チラシ・勧誘お断り」ステッカーやマグネット。不要な広告や勧誘を防ぐ手段として一定の効果がありますが、行政の広報誌や必要な配布物まで止まってしまうのでは？と不安に感じる方も少なくありません。本記事では、広報誌を受け取りつつ、迷惑チラシは断りたいという悩みに対して、具体的な方法や注意点をご紹介します。
「チラシお断り」はどの程度効果がある？
実際に多くの家庭で使用されている「チラシ・勧誘お断り」ステッカーやマグネット。貼付するだけで7割〜9割程度のチラシが減少したという声も多く、一定の抑止力は期待できます。
特にポスティング業者はトラブル回避の観点から、ステッカーがある家への投函を避ける傾向があります。しかし、配布員の認識やモラルに左右される面もあり、完全にゼロになるとは限りません。
広報誌も配布されなくなる？
「チラシお断り」と書いてあると、広報誌も一緒に避けられてしまう可能性があります。特に広報誌を外部委託で配布している自治体では、配布員が誤ってチラシと同様に扱ってしまうケースもあります。
ただし、自治体によっては「広報誌は投函してください」といった個別対応も可能です。迷ったら、市役所の広報課や配布元に確認しておくと安心です。
広報誌だけOKにしたい場合の表示例
「チラシ・セールスお断り 広報誌はOK」などと明記する方法がありますが、長文すぎると読まれにくくなるリスクも。
例えば以下のような表示が効果的です。
- 「広告・勧誘NG 市広報誌のみ可」
- 「ポスティング禁止 行政広報誌除く」
目立つけれどシンプルな文言で、受け入れたいものだけ明示することがポイントです。
逆効果にならないための注意点
中には「この家はうるさそう」と感じて逆に配布される、という皮肉なケースも報告されています。強すぎる表現や攻撃的な文言は逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。
また、「広報誌を受け取りたい家リスト」を配布会社が持っているわけではないので、あくまで個別の目印に頼るしかありません。よって、「広報誌OK」の明示がないと誤解されやすいのです。
家族の意向と配慮のバランスをとるには
家族の中で「チラシ不要派」と「広報誌は読みたい派」が分かれる場合もあります。その場合、玄関やポストに貼る表現を調整し、「不要チラシNG、行政配布はOK」など、両方に配慮した文言を検討しましょう。
また、もし地域で回覧板形式の配布がある場合は、そちらでカバーできることもあります。心配な場合は、ご近所のやり方も参考にするとよいでしょう。
まとめ：広報誌は明記すれば届く可能性が高まる
チラシお断りステッカーは迷惑広告を減らす有効な手段ですが、広報誌のような必要な配布物まで届かなくなる恐れもあります。そのため、「広報誌はOK」と明記することが、不要なトラブルを防ぎつつ必要な情報を受け取るためのコツです。
家庭ごとの優先順位に合わせて、表現や表示位置を工夫してみてください。