125ccバイクで追突された場合の補償内容は?修理費・通院費・慰謝料のすべてを解説

突然の交通事故で125ccスクーターに乗っていた際に追突された場合、どのような補償を受けられるのか不安に思う方は多いでしょう。特に初めての事故であれば、補償範囲や手続きがわからないのも当然です。この記事では、自分の保険を使わずに相手側の保険でカバーできる補償内容について、具体的に解説します。

事故で壊れたバイクやリアボックスは補償対象になるのか?

結論から言えば、相手が100%過失のある追突事故の場合、バイクやリアボックスなどの物的損害は相手の自賠責保険および任意保険から補償されます。修理可能であれば修理費が、修理不能であれば「時価額(同程度のバイクの市場価格)」が基準となります。

リアボックスやヘルメットなど付属品も、事故との因果関係があれば補償の対象となります。修理見積書や写真を保険会社に提出することで、実際の損害を証明するのがポイントです。

診察費や処方された薬代は誰が払う?

打撲などのケガで病院を受診し、診察や治療を受けた場合、その費用は原則として相手方の自賠責保険がカバーします。初診料、再診料、レントゲン、湿布、処方薬などの費用もすべて請求できます。

この際、治療費を自己負担した場合でも、後日領収書をもとに相手保険会社へ請求することで返金されます。病院には「交通事故であること」「保険会社から連絡がいく予定であること」を伝えておくとスムーズです。

慰謝料や休業補償などの賠償金はもらえる?

事故によるケガに対しては、治療期間に応じて通院慰謝料が支払われます。自賠責保険では通院1日につき原則4300円が支給され、実際に通った日数または治療期間の2分の1のいずれか少ない方で計算されます。

さらに、事故によって仕事を休んだ場合には「休業損害」も請求可能です。日給や月収、勤務先の証明書などで収入減が証明できれば、1日あたり5700円~(実収入に応じて変動)程度が支給されることがあります。

自分の保険を使わずに相手の保険だけで対応できる?

基本的に追突事故で相手が100%過失の場合、自分の保険を使わずにすべて相手側の保険で対応できます。自賠責保険でカバーしきれない部分は、相手の任意保険が補填する仕組みになっています。

自分の任意保険は無事故扱いのままにしておくのが原則ですが、弁護士特約などを使って交渉を支援してもらうことは可能です。保険等級を下げたくない場合は、あくまで相手側の保険会社を通じて補償を受けるようにしましょう。

事故後にやるべき手続きと注意点

事故直後に以下のような記録を残しておくと、補償をスムーズに受けられます。

  • 現場写真(車両・傷・信号の有無)
  • 警察への届け出(交通事故証明書の取得)
  • 医師の診断書と領収書の保存
  • 相手の保険会社の連絡先確認

また、通院を自己判断でやめず、医師の指示に従うことも重要です。通院実績がないと慰謝料に影響する可能性があります。

まとめ:補償を最大限受けるために知っておくべきポイント

125ccバイクで追突された場合、車体や装備の損害、診察料、薬代、慰謝料、休業損害など幅広い費用が相手の保険会社から補償される可能性があります。自分の保険を使わなくても大丈夫なケースが多く、必要なのは証拠の保存と丁寧な手続きです。

不安がある場合は、弁護士相談や消費生活センターに助言を求めることも一つの手段です。初めての事故でも冷静に対応し、正当な補償をしっかり受け取りましょう。

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