スマホに突然かかってくる見知らぬ番号。出たら詐欺だったという話を耳にする一方で、出なかったことで大事な連絡を逃したというケースもあります。本記事では、知らない番号にどう対応すべきか、判断基準や対策を詳しく解説します。
なぜ多くの人が知らない番号に出るのか？
第一に「もしかしたら大切な用件かも」という心理が働きます。特に就職活動中、病院や公共機関の連絡を待っている場合など、知らない番号でも出ざるを得ないと感じることがあります。
また、番号が市外局番付きだったり、携帯番号に近い形式だと「個人からの連絡かも」と思い、無意識に応答してしまうケースもあります。
知らない番号に出ると詐欺のリスクがある？
実際、詐欺電話の多くは非通知や見慣れない番号からかかってきます。特に「宅配業者を装った不在連絡」「金融機関を名乗る本人確認」などは代表的な詐欺手法です。
一度出ることで「この番号は使われている」と判断され、リストに登録されてしまい、再度詐欺電話がかかってくることもあります。
詐欺と正規の連絡を見分けるには
- ネットで番号を検索：番号をGoogleなどで検索すれば、すでに報告されている詐欺番号か確認できます。
- 留守電・SMSで確認：本当に重要な用件なら、折り返し方法やメッセージが残されていることが多いです。
- 050番号や+から始まる国際番号には注意：これらは海外経由やIP電話での詐欺に利用されがちです。
知らない番号から電話があったときの対処法
まずは焦らず、すぐに出ずに検索することを習慣にしましょう。番号検索サービス「電話帳ナビ」や「迷惑電話番号サーチ」などで情報を得られる場合があります。
通話に出てしまった場合も、個人情報や口座番号などを絶対に口にしないことが大切です。怪しいと感じたらすぐに通話を終了し、着信拒否設定をすることも効果的です。
実際にあった例から学ぶ
たとえば「0800」「0120」などのフリーダイヤル番号からの電話が、保険会社やインターネット業者などの正規連絡だったケースもあります。その一方で「+44」など海外の番号から突然かかってきて、出たら料金が発生する“ワン切り詐欺”も存在します。
出る前に番号を調べたことで、危険を回避できたという報告も多数あります。
知らない番号に出るべきかの判断基準
- 仕事や予定で正体不明の番号が来る可能性がある → 留守電・SMSで様子を見る
- 普段の連絡手段が決まっていて特に心当たりがない → 無視して調べる
- 頻繁に不審な番号がかかってくる → アプリでブロック設定を活用
まとめ：知らない番号は冷静に対応を
知らない番号には、まず出ないという選択肢を持つことが重要です。すぐに出ず、番号を調べてから対応することで詐欺を回避できます。
必要な連絡はメッセージが残されることが多いため、慌てず慎重に対処しましょう。自分の身を守る最初の一歩は「知らない番号にすぐ出ない習慣」から始まります。