ホストクラブの世界には華やかさとともに、トラブルの影もつきまといます。特に初めての来店者が高額な請求を受ける「ぼったくり」被害は後を絶ちません。この記事では、被害にあわないための見分け方と、万が一トラブルになった場合の対処法を詳しく解説します。
ホストクラブでの「ぼったくり」とは何か?
ホストクラブにおけるぼったくりとは、提示された料金以上の高額な請求をされたり、注文していないドリンク代や指名料を勝手に加算されるなど、明確な説明がないまま不当な金額を支払わされる行為を指します。
例えば「初回料金◯◯円」と案内されて入店したのに、会計時に数万円以上請求されるケースもあります。これは明らかに不当請求の疑いがあります。
ぼったくりを見抜くためのポイント
ホストクラブの料金体系は複雑で、知らないと騙される可能性があります。以下の点を事前に確認しましょう。
- 公式サイトやSNSに初回料金・セット料金・指名料が明記されているか
- 「無料」や「激安」をうたう店には注意(裏料金がある場合も)
- 口コミサイトやGoogleレビューの評価を見る(被害報告がある店舗は避ける)
- 入店前に料金説明書を提示してもらい、写メを撮る
また、ホスト側の態度が強引だったり「大丈夫だから」と詳細をはぐらかすようであれば、警戒が必要です。
実際に請求されたときの対処法
万が一高額請求を受けた場合、まず落ち着いて以下の対応を取りましょう。
- 注文内容と料金の内訳をその場で確認
- サインや同意をしていない料金は支払わない意思を伝える
- 警察に通報する(「110番」または近くの交番に同行してもらう)
- 店内で支払いを強要された場合、スマホで録音や記録をとる
民事上のトラブルとして扱われることが多いですが、脅迫や監禁の要素があれば刑事事件として捜査される可能性もあります。
実例:警察が介入したぼったくり被害
ある女性客が、初回3,000円のはずの料金に対し50,000円以上請求されたケースでは、警察を呼んで交渉の末、実際の初回料金だけを支払って退店した例があります。
このように、警察を呼ぶことは「逃げ道」ではなく、正当な権利の行使です。自分ひとりで抱え込まず、すぐに助けを求めることが重要です。
ぼったくりに強い店舗かどうか見極めるコツ
信頼できる店舗かどうかを見極めるには、以下の点が参考になります。
- 風営法に基づいた営業許可を表示している
- 会計時にレシートや明細を渡してくれる
- 無理なドリンク注文やボトルセールスをしない
- GoogleやSNSで常連客がいるかチェック
初回は必ず複数人で行く、事前に情報収集しておくなど、自衛手段も大切です。
まとめ:ぼったくりに負けないために
ホストクラブでのぼったくり被害は、事前の知識と心構えでかなりの確率で回避できます。万が一被害に遭ってしまった場合でも、毅然とした態度で対処することで、不当な支払いを回避できることがあります。
法的知識やトラブル時の対処法を身につけて、安心してナイトスポットを楽しめるようにしておきましょう。