副業サイトやマッチングサービスを名乗るウェブサイトで、登録後に突然高額な金銭を請求されるトラブルが増えています。この記事では「KATATEMAWORK」から「ジョブライフ」へと誘導され、10万円の支払いを求められたケースをもとに、同様の詐欺被害を防ぐ方法を解説します。
名前が違うサービスに誘導されるのは危険信号
「KATATEMAWORK」として登録したはずが、実際には「ジョブライフ」という別の名称のサイトに切り替わったとしたら、それは典型的な偽装誘導型詐欺の可能性があります。
この手のサイトは、最初は信頼できる副業サイトを装って勧誘し、途中で「別サービス」に切り替えることで利用規約や料金体系の正当性を偽装する手口を用います。
「プレミアム会員」や「救済措置」の名目で金銭を請求する仕組み
「連絡先交換が可能になる」「救済措置が取れる」などの甘言とともに、10万円といった高額な支払いを求めるのは詐欺サイトでよくある常套手段です。
このような請求には法的根拠がなく、支払ってしまうとさらに請求が続く恐れもあります。個人情報やクレジットカード情報の入力も絶対に避けてください。
よくある手口と実例：副業サイトを名乗る詐欺パターン
- 「無料登録」から始まり、やり取りの途中でプレミアム会員を推奨
- 誤操作やトラブルを装い、「救済」や「退会措置」に名目を変えて高額請求
- サイト名や企業名が途中で変わり、責任の所在が不明瞭
- 一見本物らしいUIで安心感を与えるが、特定商取引法の表示がない
これらの特徴が複数該当する場合、消費者庁や警察でも詐欺に該当する可能性があるとされています。
支払ってしまった場合の対処法
誤って支払ってしまった場合でも、泣き寝入りする必要はありません。以下の対応を速やかに行いましょう。
- クレジットカードで支払った場合は、カード会社へ「不正請求」の申し立てを行う
- 警察署のサイバー犯罪窓口や消費生活センターに相談する
- スクリーンショットなど証拠を保全しておく
また、今後の二次被害を防ぐためにも、メールアドレスや電話番号の変更を検討するのも有効です。
怪しい副業サイトかどうかを見抜くチェックポイント
同じような被害を避けるためには、以下のような点に注意しましょう。
- サービス提供者の情報が不明（特定商取引法に基づく表記がない）
- 登録後にサービス名や内容が変わる
- 「今すぐ連絡先交換」「プレミアム登録が必要」など急がせる文言
- 金銭のやり取りがすべて先払い
これらの項目に複数当てはまる場合、そのサービスは危険と判断できます。
まとめ
「KATATEMAWORK」から「ジョブライフ」へ誘導され、プレミアム登録後に10万円を請求されたケースは、詐欺の可能性が極めて高い事例です。
このようなサイトに登録してしまった場合は、金銭の支払いをせず、関係各所へ速やかに相談し、今後のトラブルを未然に防ぐよう努めましょう。