闇金との和解手続きや司法書士への報酬支払いが目前に迫り、どうしてもお金が用意できないとき、心身ともに追い詰められてしまうのは自然なことです。しかし、放置すれば事態はさらに悪化する可能性があります。この記事では、司法書士への支払いが困難になった際の具体的な対処法と、今からでもできる一歩をご紹介します。
まず大切なのは「連絡する勇気」を持つこと
精神的に苦しいときに連絡するのは簡単ではありませんが、司法書士は法的な専門家であり、感情的に責めるような対応は基本的にしません。約束の期日に支払えない場合でも、誠実に事情を伝えれば分割払いや延期など柔軟に対応してくれる可能性があります。
連絡の手段は電話だけではありません。メールや手紙でも構いません。「精神的に追い詰められていて話すのが難しいが、支払いが困難な状況である」と正直に伝えることで、次の対応を相談しやすくなります。
どうしても連絡できない場合の代替手段
声を出して電話するのが辛い方は、まずはメールで「折り返しの電話を控えてほしい」「文面でやりとりしたい」旨を記載して送る方法があります。感情が高ぶって話せないときは、書くことの方が心が落ち着くこともあります。
また、LINEやSMSでのやりとりを受け付けている司法書士事務所もあります。ホームページに記載がある場合は確認してみましょう。
司法書士との信頼関係は「連絡すること」で築ける
司法書士も過去に多くの依頼者と向き合い、経済的な事情を抱えた人々のサポートを行ってきています。突然連絡が取れなくなる方よりも、「正直に話してくれた方」として信頼を感じてくれます。
たとえ支払いができなくても、連絡を入れて「現時点で何もできない」と伝えるだけでも誠意は十分に伝わります。
緊急でお金がないときにできる短期的な手段
- 親族や信頼できる知人に一時的に相談する
- 公的な支援制度(社会福祉協議会の緊急小口資金など)を調べて申請
- 生活困窮者自立支援窓口や市町村の相談窓口に電話で事情を説明する
これらの方法で一時的な資金を確保できる可能性もあります。無理に高利の借金をするのは絶対に避けましょう。
精神的に限界を感じている場合はすぐに相談を
もし気持ちが限界でどうにもならないと思ったときは、各自治体の「心の健康相談」や全国共通の「いのちの電話」(0570-783-556)など、無料で話せる窓口があります。一人で抱え込まず、誰かに話すことが回復の第一歩になります。
まとめ:あなたの誠実さが状況を変える
・支払いができないときは、放置せずまずは連絡を。
・電話が難しいならメールや手紙でもOK。
・司法書士も理解してくれる存在です。
・お金がないからといって焦って新たな借金はしないこと。
・精神的に追い詰められたら、公的機関や相談窓口を頼りましょう。
今はとても苦しい状況かもしれませんが、状況は少しずつでも変えることができます。勇気を持って一歩を踏み出しましょう。