交通事故現場検証後、ドラレコやコンビニ防犯カメラ映像の閲覧や開示方法について整理された記事です。事故後に映像を確認したい方へ手続きと注意点を明快に解説します。
ドラレコ映像は見せてもらえる?
車載カメラ(ドラレコ)の映像は、当事者でも警察が事故記録として取り扱いますが、警察から直接映像を開示されることは基本的にありません。
任意で提出した場合も、映像の提供は強制されず、裁判での文書提出命令が出れば提出義務が生じますが、それ以前は提出は任意です。
コンビニの防犯カメラ映像を見たいとき
コンビニなどに設置された防犯カメラの映像は、基本的に所有者以外は閲覧できません。映像は個人情報であり、プライバシー保護の観点から、安易な開示は避けられます。
ただし事故などの証拠として必要であれば、警察経由で正式な照会依頼を行うことで、店舗側が提供に応じることがあります。
誰がどう依頼すればいい?
まずは事故内容や日時、場所を整理して店舗側に事情を説明し、映像提供を依頼します。
もし店舗側が応じない場合は、警察に相談し、正式な「捜査関係事項照会書」を通じた依頼を検討するとよいでしょう。
ながらスマホ運転中の証拠について
道路外の駐車場で自転車によりながらスマホ運転中の事故が記録されていた場合、その映像も事故の証拠として活用できる可能性があります。ただし、駐車場が私有地なら交通法違反の扱いにならない場合もあり、法的判断は慎重に行う必要があります。
映像開示にあたっての注意点
映像には他者も映り込むため、プライバシー侵害などのリスクがあるため、所有者側が慎重になるケースが多いです。
必要に応じて弁護士を介して正式な開示依頼を行うことで、手続きの信頼性と説得力が高まり、対応を促進しやすくなります。
まとめ
ドラレコ映像やコンビニの監視カメラ映像は、事故証拠として重要ですが、当事者や一般人が直接閲覧することはできません。
事故記録の証拠取得には、警察や弁護士を通じた正式な手続きを踏むことが現実的で安全です。