整骨院の高額プランは契約前に見直しを|姿勢矯正サービスの判断基準とキャンセル対応

整骨院で提案される姿勢矯正や猫背改善のコースは、身体の不調を改善する期待がある一方で、高額な自由診療契約となることもしばしばあります。今回は、契約前に不安を覚えた場合の適切な対応方法と、猫背矯正プランの料金が妥当かどうかを判断する基準について詳しく解説します。

契約前ならキャンセルは原則可能

まず重要なのは、正式な契約書に署名していない限り、法的拘束力のある契約は成立していない可能性が高いという点です。口頭で金額提示され、頭金として少額(例:5000円)を支払っただけであれば、その後のキャンセルは自由です。

電話で「契約を見直したい」と伝えることは何ら問題なく、整骨院がこれに対して強硬な対応をしてくることは通常ありません。

5000円は返金されない可能性が高い

すでにお試し体験を受けている場合、その費用相当として頭金を消化扱いされるのは一般的です。これを無理に返金請求しない姿勢はトラブルを避けるうえでも賢明な判断といえます。

返金を希望する場合は、お試し内容の明示や施術同意の有無がカギになります。明確に説明がなかった場合には返金交渉の余地がありますが、金額が小さいため現実的には難しいケースが多いです。

3ヵ月9万円は高い?サービス内容を見極める

猫背矯正・骨盤矯正・EMSを含む自由診療の価格は店舗により大きく異なりますが、3ヵ月で9万円(1回あたり5000〜7500円)は相場の上限に近いといえるでしょう。以下のような観点で検討しましょう。

  • 週1〜2回通える頻度と時間
  • 国家資格保持者の施術かどうか
  • 治療内容に科学的根拠や説明があるか
  • 解約・返金規定の明示があるか

信頼できる整骨院であれば、初回の説明で「キャンセルの自由」や「途中解約」についても明示してくれるものです。

整骨院の営業トークに惑わされないために

「今契約すればお得」「他の人もすぐ契約している」といったセールストークには注意が必要です。これは心理的に焦らせて判断を急がせる典型的な手法であり、必要以上のプレッシャーを感じたら一度その場を離れて冷静に考える時間を持ちましょう。

とくに自由診療では消費者契約法の観点からも、説明不足や誤認に基づく契約は取り消せる場合もあります。

不安があるなら消費生活センターへ相談を

キャンセルに応じてもらえない、執拗な引き止めを受けたといった場合は、全国の消費生活センターに相談することをおすすめします。

また、厚生労働省の「整骨院の指導対象基準」も参考に、適切な治療かどうか判断する材料になります。

まとめ

契約書が交わされていなければ、姿勢矯正プランのキャンセルは基本的に問題ありません。整骨院の自由診療は保険外ゆえに価格差も大きいため、複数の施設を比較し、自分に合った内容・価格かを冷静に見極めましょう。大切な体を任せる以上、納得のうえで判断することが大切です。

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