オンライン上でのゲームアカウント売買は、取引の自由度が高い反面、詐欺に巻き込まれるリスクも存在します。特に「口座凍結解除のために送金が必要」といった要求には注意が必要です。本記事では、よくある詐欺の手口とその対処法について詳しく解説します。
よくある詐欺手口:「口座凍結」と送金要求
ゲームアカウント売買後、取引サイトの「口座が凍結された」として、凍結解除のために同額の送金を求めるケースは典型的な詐欺の手口です。これは第三者による管理と見せかけた詐欺で、相手が仕掛け人である可能性もあります。
特に、当初利用していた安全性のある取引プラットフォームから、見知らぬサイトへ移動させられた時点で警戒すべきです。凍結解除の送金要求には絶対に応じないようにしましょう。
「個人情報を知られている」=脅しに屈するべき?
相手に名前や住所などの個人情報を伝えてしまっている場合、不安になるのは当然です。しかし、それを理由にして金銭を要求する行為は恐喝や詐欺にあたる可能性が高く、あなたが違法行為をしたことにはなりません。
脅された際は、内容を記録して証拠を保存し、警察や消費生活センターなどの公的機関に相談することが大切です。
「警察に通報する」と言われたらどうする?
相手が「警察に通報する」と言ってきた場合でも、正当な取引をしていた、または被害者であるならば心配する必要はありません。むしろ、そのような言動が執拗に続く場合は、相手の方がストーカー的・違法な言動をしていることになります。
こちらからも警察へ相談することで、自分の立場を明確にし、今後の対処についてのアドバイスを受けることができます。
被害にあわないための注意点と今後の行動
このようなトラブルを回避するには、以下の点を常に意識することが重要です。
- 信頼できる公式サイト・アプリ以外での取引は避ける
- 連絡手段がSNSやメッセージアプリのみに限定されている場合は特に注意
- 相手の要求内容が不自然なほど高額な場合は必ず疑う
また、現時点で被害に遭っているかもと感じたら、証拠を保存し、最寄りの警察署または消費者庁の相談窓口に相談してください。
まとめ:冷静な対応があなたを守る
「凍結解除のための入金」や「警察に通報する」といった文言は、詐欺の典型的な脅し文句です。感情的に反応せず、まずは一呼吸おいて冷静に状況を判断しましょう。
一人で悩まず、法律相談窓口や警察、消費者センターなど、第三者機関の力を借りることが、自分の身を守る最善の方法です。すでに情報を提供してしまったとしても、それが即違法行為になるわけではないため、毅然とした態度で対応を進めましょう。