毎日の通勤途中、ふとした不注意で他人にぶつかってしまい、怪我を負わせてしまうケースは誰にでも起こり得ます。こうしたときに損害賠償請求を受けた場合、au損保をはじめとした任意保険がカバーしてくれるのか、不安に思う方も多いでしょう。本記事では、個人賠償責任保険の適用範囲や注意点について詳しく解説します。
個人賠償責任保険とは？
個人賠償責任保険とは、日常生活において第三者に怪我をさせたり、物を壊してしまった場合に、法律上の損害賠償責任を負ったときに補償される保険です。
たとえば、自転車で他人にぶつかってしまった、駅のホームで人を押して転倒させてしまった、といった事故が対象となります。
通勤中の事故でも補償されるのか？
多くの個人賠償責任保険は、通勤中の事故でも適用されます。通勤は日常生活の一部とみなされるため、特別な除外条項がない限り、保険対象となるケースが一般的です。
au損保の「自転車向け保険」や「スマホで入れる保険」などに付帯されている個人賠償責任特約も、通勤途中での対人事故をカバーしていることが多いです。ただし、加入プランによっては対象外の場合もあるため、契約内容の確認が必要です。
適用されないケースとは？
以下のような場合は保険が適用されない可能性があるため注意が必要です。
- 業務中（勤務先の業務として行動していた場合）
- 故意による事故
- 自動車運転中（自動車保険が対象）
- 契約内容に通勤中の事故が除外されている
自動車やバイクを使用していた場合は、任意の自動車保険・バイク保険の対象になります。
実際の事例とトラブル回避のポイント
たとえば駅の階段で転倒し、後ろにいた高齢者を巻き込んで怪我をさせてしまった場合、数十万円から数百万円規模の損害賠償が発生することもあります。このような際に個人賠償責任保険が適用されると、被害者への賠償費用をカバーできるため、自己負担を大幅に減らすことができます。
ただし、事故発生後すぐに保険会社へ連絡し、保険金請求の手続きや事故内容の報告を怠らないことが重要です。
au損保の補償内容と確認方法
au損保では、「通勤中でも補償対象」であることを明記しているプランがあります。以下の手順で確認しましょう。
- au損保の公式サイトまたは契約書類を確認
- 「個人賠償責任特約」または類似項目の有無をチェック
- 補償の対象となるシーン（通勤、外出先、日常生活など）の記載を確認
- わからない場合はサポート窓口へ問い合わせ
契約時にセットで加入している特約によっては、家族全員が対象となる「家族型」のケースもあります。
まとめ：通勤中の対人事故も多くは保険で補償可能
通勤中に他人に怪我をさせた場合でも、多くの個人賠償責任保険では補償の対象となります。au損保を含め、ご自身が加入している保険プランを確認し、不測の事故に備えることが大切です。
心配な場合は、保険会社の窓口に問い合わせ、明確な補償範囲を把握することをおすすめします。