日常英会話では、「~が来なくなった」「訪れなくなった」といった表現を英語でどう言えばいいか悩むことがあります。特に「come to」を使ってよいのかという疑問は多くの学習者が持っています。今回は「しつこい新聞勧誘が来なくなった」という文を例に、自然な英語表現を詳しく解説します。
「来なくなった」は英語でどう表現する?
「来なくなった」は、「以前は来ていたが、今は来ない」という変化を示すため、英語では次のような表現が一般的です。
- They don’t come anymore.
- The persistent newspaper solicitors stopped coming.
- I no longer get visits from newspaper salespeople.
「come to」は場所や状態に至ることを表す際に使う句動詞ですが、「来なくなった」というニュアンスを伝えるには不自然です。たとえば「They don’t come to my house anymore.」はOKですが、「They came to stop coming.」のような表現は不自然です。
「新聞勧誘が来なくなった」を自然な英文にするには?
「しつこい新聞勧誘が来なくなった」という場合、次のように表現できます。
- The persistent newspaper solicitors stopped showing up.
- I used to get frequent visits from newspaper salespeople, but they’ve stopped recently.
- No more pushy newspaper salespeople at my door lately!
いずれも「以前は来ていたが、最近来ていない」というニュアンスをしっかり含んでいます。
「come to」はどんなときに使うべき?
「come to」は主に以下のような文脈で使われます。
- Come to a conclusion(結論に至る)
- Come to life(活気づく、生き返る)
- Come to understand(理解するようになる)
このように、抽象的な「状態の変化」や「意識の回復」などを表す時に用いるのが自然です。「来なくなった」にはこの意味が合わないため、使わないのが一般的です。
例文を使って違いを比較してみよう
以下の例文で「come to」の誤用と自然な言い換えを見てみましょう。
- × They came to stop coming to my house.(意味が通じにくい)
- ○ They don’t come to my house anymore.
- ○ The newspaper solicitors stopped visiting me.
このように、「come to」を無理に使うよりも、シンプルな動詞句で過去からの変化を表す方が自然で伝わりやすくなります。
まとめ:英語表現は自然さが鍵
「しつこい新聞勧誘が来なくなった」を英語で言いたい時には、「stop coming」や「don’t come anymore」といった自然な表現を使うのがベストです。「come to」は文法的には正しくても、この文脈には不適切です。状況をイメージしながら、英語らしい言い回しを選ぶように心がけましょう。