スマホで検索しても出てこないサイトや、他の人のスマホでは表示されないページにアクセスしたことはありませんか?特定の条件でしか表示されないサイトは、詐欺の可能性があるため注意が必要です。特にそのようなサイトに電話してしまった場合、不安になるのは当然です。本記事では、そのような状況に陥ったときに取るべき正しい対処法を具体的に解説します。
スマホから検索できないサイトの正体
詐欺サイトの多くは、Googleなどの検索エンジンにインデックスされないよう制御されています。特定のリンクを経由しないと表示されない仕組みになっており、「一部の人しか見られない状態」で罠にかけるのが手口です。
例えば、母親のスマホでは表示されたのに、自分や他の人のスマホでは出てこない場合、それはアクセス元や閲覧履歴を利用して表示制御されている可能性があります。このような仕組みは、典型的な「フィッシング詐欺」や「情報抜き取り詐欺」に使われます。
怪しいサイトに電話してしまった場合のリスク
相手に電話番号が知られるだけでも、迷惑電話やSMS詐欺、場合によっては個人情報の特定につながるリスクがあります。詐欺業者は通話の中で個人情報を自然に聞き出し、「〇〇の確認のため」と偽って住所や生年月日を聞いてくることがあります。
一度でも電話してしまった場合は、通話の内容を思い出し、何を話したか、何を聞かれたかをできる限りメモしておきましょう。それが今後の対応で非常に重要になります。
今すぐに取るべき行動
1. 相手の番号を着信拒否・ブロックする
スマホの設定で該当番号を着信拒否に設定し、LINEやSMSなどもブロックしておきましょう。
2. 会話内容や着信履歴を記録・保存する
詐欺の証拠として、通話履歴のスクリーンショットや通話の録音(可能であれば)を保管してください。
3. 個人情報を伝えてしまった場合は各種機関に相談
住所、銀行情報、マイナンバーなどを伝えてしまった場合は、それぞれの機関(警察、金融機関、マイナンバー総合フリーダイヤル)にも相談を。
信頼できる相談先とサポート機関
- 国民生活センター:消費者相談全般。電話や訪問での詐欺の疑いも対応。
- 各都道府県の警察署(サイバー犯罪相談窓口):電話詐欺の通報や対処方法の案内。
- 総務省の電気通信サービス向け相談窓口:不審な電話番号の報告や相談が可能。
これらの相談先はすべて無料で利用できます。少しでも「怪しい」と感じたら、自己判断せずにすぐ相談しましょう。
よくある手口と被害を未然に防ぐポイント
詐欺サイトの特徴には、「特定のURL経由でしかアクセスできない」「過度な限定感(今だけ・あなただけ)」「問い合わせ先が携帯電話番号のみ」「会社名や所在地が不明瞭」などがあります。
また、Google検索では出てこないが、広告やSNSのリンクからアクセスできる場合も要注意です。URLをコピーして検索にかけてみて、詐欺情報が出てくるか確認するのも有効です。
まとめ:一度でも電話してしまったら必ず行動を
怪しいサイトに電話をしてしまった場合でも、すぐに対処することで被害を未然に防ぐことは可能です。相手に情報を渡していない段階であれば、被害は最小限に抑えられます。
少しでも不安があるなら、専門機関への相談をためらわないこと。そして今後同様の詐欺に遭わないよう、自分や家族で情報を共有し、注意喚起していくことが大切です。