突然届く不審なショートメール(SMS)に「カスタマーサービス ご利用料金についてご確認したい事があります。03-5799-8375までご連絡ください」といった内容が記載されていたら、それは詐欺の可能性が極めて高いです。本記事では、このようなSMSの目的、詐欺かどうかの見分け方、放置しても問題ないのか、もし電話してしまった場合の対処法まで詳しく解説します。
03-5799-8375の番号は詐欺か?確認された事例
この番号に関しては、実際に多くのユーザーから「料金未納を装う詐欺SMSで使われている」との報告がネット上で多数確認されています。
例えば、「アマゾン未納料金がある」「動画サービス料金が発生している」など、実在しない請求で不安を煽り、電話をかけさせようとする手口が見受けられます。[参照]
なぜ電話をかけさせようとするのか?詐欺の目的
このようなSMSの最終目的は「相手を電話に誘導し、金銭的被害を与える」ことにあります。代表的な詐欺の流れは以下の通りです。
- 正規業者を装って信頼させる
- 料金未納や契約解除を口実に不安を煽る
- 電子マネー購入・振込・個人情報の提示を求める
中には「カスタマーサポート」「督促センター」と名乗る者もおり、見た目は非常にそれらしいため、信じてしまう方も多いのが実情です。
放置しても大丈夫?相手にしてはいけない理由
このようなSMSは完全に無視・放置して問題ありません。詐欺業者は「不特定多数に一斉送信」をしており、あなた個人を特定しているわけではありません。電話をかけてしまうことで初めて、あなたの番号が「反応する人」として登録され、さらなる詐欺のターゲットになる可能性が高まります。
また、折り返し電話をすると高額な通話料が発生する「国際架電詐欺」や、「ワン切り詐欺」に繋がる場合もあるため注意が必要です。
誤って電話してしまった場合の対処方法
万一、電話をかけてしまった場合や個人情報を伝えてしまった場合は、以下の対応を速やかに行いましょう。
- 会話中にお金の話が出たら即切る
- 氏名・住所・口座情報などを伝えてしまったら警察へ相談
- クレジットカード番号を伝えた場合はカード会社に連絡し停止処理
- 心配であれば最寄りの消費生活センター(188)へ相談
さらに、スマートフォンの「迷惑SMS対策」機能やセキュリティアプリの導入も有効です。
詐欺SMSを見抜くチェックポイント
見慣れないSMSが来た際には、次の点を確認しましょう。
- 会社名・サービス名が記載されていない
- URLがない、または短縮URLになっている
- 不自然な日本語や句読点
- 「今すぐ電話してください」と急かす文言
特に「料金未納」「サービス停止」「法的措置」といった不安を煽る内容は典型的な詐欺です。冷静になって、正しい情報を元に行動しましょう。
まとめ
「カスタマーサービス ご利用料金についてご確認したい事があります。03-5799-8375までお電話ください」といったSMSは、極めて典型的な詐欺の手口です。絶対に電話をかけず、放置して問題ありません。
少しでも不安なときは、消費者ホットライン(188)や警察相談窓口(#9110)に相談しましょう。不審なSMSが来ても慌てず、確実に無視・削除することが最も安全な対処です。