近年、SNSなどをきっかけに「ママ活詐欺」に巻き込まれる事例が増えています。特に、スタンプや壁紙配信といった名目で有料サイトに登録させられ、解約ができない状態に陥るケースが多く報告されています。この記事では、詐欺まがいのサイトに登録してしまった際の正しい対処法や相談先を解説します。
ママ活詐欺サイトの特徴
ママ活詐欺に使われるサイトは、一見すると「健康レシピ集」「雑学集」「スタンプ配信」などの便利なサービスを装っています。しかし実際には、利用者を有料登録させ、解約方法を不明瞭にすることで不当な金銭を得ようとする仕組みになっている場合があります。
「スタンプデコ」「クールサウンド」「戦国武将ナビ」「風景壁紙.com」など、利用者にとって実用性が低いサービス名が並んでいることも特徴です。
解約ができない時の基本的な対応
詐欺的なサイトに登録してしまった場合、まずはサイト内に記載された退会手続きを探しましょう。ただし、アクセスができなかったり、解約フォームが機能しない場合も少なくありません。その際は以下の対応が必要です。
- 登録時に利用したメールアドレスや決済方法を確認する
- クレジットカードやキャリア決済を通じて支払いが行われている場合は、速やかにカード会社や携帯会社に連絡して停止を依頼する
- 支払いが発生していない段階であれば、無視することが最善策となるケースも多い
被害が疑われる場合の相談先
一人で解決できないと感じた場合は、公的な相談窓口を活用しましょう。
- 警察庁サイバー犯罪相談窓口
- 国民生活センター(消費生活相談)
- クレジットカード会社やキャリアのサポートセンター
特に消費生活センターでは、同様の事例に詳しい担当者から適切な助言を受けることができます。
絶対にやってはいけないこと
相手に直接連絡をとったり、支払いを続けてしまうと被害が拡大する危険性があります。また「解約金」や「違約金」を請求されても、応じる必要はありません。詐欺サイトが脅し文句を送ってきても法的拘束力はないことがほとんどです。
まとめ
ママ活詐欺サイトに登録してしまった場合は、支払いの有無をまず確認し、不審な請求があればカード会社やキャリアに連絡することが第一歩です。解約できなくても慌てず、公的機関に相談することが重要です。決して相手業者に直接支払いを続けたり、連絡をとり続けることは避けましょう。