海外番号からの不審な着信に折り返してしまい、不安になってしまう方は少なくありません。特に「+1(アメリカ・カナダ)」からの着信は詐欺目的の場合もあり、不安を感じるのは当然です。この記事では、短時間の通話でも高額請求が来るのか、来た場合にどう対処するのか、安心して対処するためのポイントを詳しく解説します。
不審な海外番号への折り返しで起きやすいこと
「ワン切り詐欺」の一種として、海外番号から着信し、相手に折り返しをさせる手口があります。この場合、高額な通話料金を狙った仕組みであることが多く、ユーザーが不用意に折り返してしまうと通話料が発生する可能性があります。ただし、日本の携帯会社では一定の安全対策が取られているため、短時間(1〜2秒)の通話で高額請求になるケースは非常に稀です。
実際には、詐欺の多くが「不安を煽られて利用料金を払わせる」手口であるため、通話料自体で莫大な金額が請求されることはほぼありません。
高額請求が来る可能性はあるのか
結論として、1〜2秒の通話で高額請求される可能性は極めて低いと言えます。通話先がプレミアム通話(いわゆる特番)でない限り、通常の国際通話料金が課金されるだけです。携帯各社の仕様でも、短い通話で数万円になるような仕組みは提供されていません。
そのため、短時間で切った場合は「請求書が届くまで様子を見る」でほぼ問題ありません。不安があれば、携帯会社のサポートに問い合わせることで通話明細を確認できます。
もし不審な請求が来た場合の対処方法
万が一、通常では考えられない金額が請求された場合は、次のステップで対処しましょう。まず携帯会社へ連絡して、国際通話の記録や金額が正当か確認してもらいます。明らかに不審な料金であれば、相談窓口として消費者生活センターが非常に有効です。
消費者ホットラインは「188(イヤヤ)」。通話料無料でトラブルに対応してくれます。また、支払い請求がSMSやメールで届き、「振り込め」などと促された場合は、それ自体が詐欺であり無視して問題ありません。
海外番号からの着信トラブルを未然に防ぐ方法
不審な番号からの着信を防ぐには、スマホの設定で「迷惑電話フィルタ」を有効にすることが有効です。また、海外番号からの着信を拒否する機能をオンにすれば、今後のリスクを大きく減らせます。主要キャリアやスマホメーカーの公式アプリでも迷惑電話対策が提供されています。
さらに、普段から不審な番号には折り返さない習慣をつけることが大切です。正当な相手であれば、必ず日本語のメッセージや留守電が残されているのが一般的です。
まとめ
海外番号「+1」への短時間の折り返し電話で高額請求される可能性は低く、ほとんどの場合は心配ありません。万が一請求に不審な点があれば携帯会社や消費者センターに相談すれば解決できます。不安に振り回されず、冷静に状況を把握することが大切です。