インターネット利用中に突然表示される高額請求画面や「18歳以上確認」後の課金通知は、多くの人を不安にさせます。しかし、ほとんどの場合これらは「ワンクリック詐欺」と呼ばれる悪質な手口であり、法的な支払い義務は一切ありません。冷静な対応が最も重要です。
ワンクリック詐欺の仕組みを理解しよう
ワンクリック詐欺とは、アダルトサイトや出会い系サイトなどで「18歳以上ですか?」という確認ボタンを押しただけで、契約成立を偽装し、高額な利用料を請求してくる詐欺です。
これらのサイトは、ユーザーの不安を煽るようなメッセージや画面で「○日以内に支払わないと法的措置」などと脅してきますが、法的な効力はありません。
個人情報を入力していなければ心配無用
個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレスなど)を入力していなければ、相手がこちらを特定する手段は基本的にありません。
IPアドレスなどは技術的に取得される場合もありますが、それだけで個人を特定することはできず、ましてや請求を実行することも不可能です。
高額請求画面が表示された時の具体的な対応
- すぐにそのページを閉じる
- 画面キャプチャや履歴は必要ありません(連絡しない限り無視でOK)
- 絶対に表示された連絡先に電話やメールをしない
- 個人情報を入力していないなら何も起きません
不安な場合は、端末のセキュリティスキャンを実施し、履歴やキャッシュを削除するのも有効です。
万が一連絡してしまった・支払ってしまったら?
誤って業者に連絡してしまった、あるいは支払ってしまった場合でも、すぐに対応すれば被害を最小限に抑えられます。
消費者ホットライン(188)や国民生活センターに相談し、今後の対応を指示してもらうのがベストです。
実際の相談事例と解決方法
例えば、過去に「18歳以上の確認後に画面が切り替わり、3万円を請求された」という事例では、支払わず放置して問題なかったと報告されています。
また「支払わないと裁判になる」と脅された例もありますが、実際に裁判になることはありません。
まとめ:落ち着いて無視しよう、支払い義務はない
「18歳以上確認ボタン」を押しただけで請求される仕組みは、法律的に無効です。個人情報を一切入力していなければ、何も心配する必要はありません。
絶対に連絡しない・支払わないを徹底し、不安であれば消費者センターなど公的機関に相談しましょう。