最近、著名な商業施設や店舗の名前を語る不審な連絡が増えています。中でも「銀座シックス」を名乗る割引案内の留守電メッセージに不安を感じた方も多いでしょう。今回は、こうしたケースにどう対応すべきか、考えられるリスクと対策を具体的に解説します。
有名施設を名乗る連絡に要注意
「40%割引でご案内しています」「◯日までにご来店ください」といった内容で、実際の氏名まで言及された留守電が届いた場合、多くの人は驚きと不安を感じます。特に、相手が本当に個人情報を知っているかのように感じると、その信ぴょう性を疑いにくくなるからです。
しかし、こうした手口は詐欺の典型例であり、「店舗を装ったキャンペーン通知」や「個人を装った営業勧誘」として報告されています。
なぜ氏名が知られていたのか?
自分の名前を正確に呼ばれると、つい「相手は信頼できる」と思ってしまいます。しかし、これは以下のようなルートで入手された可能性があります。
- 以前に登録した通販やキャンペーンで流出した顧客情報
- 名簿業者から購入された情報
- SNSや公開されているプロフィールからの推測
名前を知っている=安全な相手ではありません。むしろ、名前を出すことで信頼させようとしている可能性があります。
銀座シックスの公式情報を必ず確認
こうした連絡が届いた場合、必ず公式サイトでそのキャンペーンが実施されているか確認してください。銀座シックスの場合、公式ホームページで「割引キャンペーンは実施していない」と明記していることもあり、こうした情報は真偽の判断に役立ちます。
また、不審な内容を受け取った場合は、公式の問い合わせ窓口に直接連絡して確認するのが最も確実です。
スマホのウイルス感染も心配?確認すべきポイント
リンクを踏んだり、アプリをダウンロードしていない限り、留守電だけでスマホがウイルス感染することはほぼありません。ただし、不審なサイトを開いた場合には以下を確認しましょう。
- 最近インストールされたアプリに見覚えがないものはないか
- ブラウザに怪しいポップアップが頻繁に出るようになっていないか
- セキュリティアプリでスマホをスキャンする
何らかの心当たりがある場合は、専門家やキャリアショップでチェックしてもらうのも良いでしょう。
不審な留守電が来たときの対処法
万が一、不審な留守電が来たら、以下のように対応してください。
- 相手に電話をかけ直さない
- 折り返しやリンククリックをせず、無視する
- 情報が気になる場合は、公式サイトか窓口で確認する
- 必要に応じて、迷惑電話対策アプリに番号を報告する
不安な場合は、地域の消費生活センターにも相談可能です。
まとめ:個人名を使った営業・詐欺に惑わされないために
「自分の名前が出ていたから安心」とは限りません。むしろ、名前を出してくるほど巧妙な詐欺も存在します。冷静に公式情報を確認し、相手の正体が不明な限り、連絡を取ることは避けるのが安全です。少しでも不安を感じたら、スマホのセキュリティをチェックし、情報を家族とも共有しておきましょう。