交通事故、特に物損事故を起こした直後は、不安や混乱のなかで「免許への影響」が気になるものです。今回は、縁石への衝突事故のような物損事故における警察の対応と、その後の点数や免許停止への影響、さらに点数を確認する方法までを詳しく解説します。
物損事故とは？免許点数に影響はあるのか
まず知っておきたいのは、「物損事故」は人身事故と異なり、原則として運転者の免許点数に影響を与えないという点です。縁石やガードレール、建物など人以外の対象物に損傷を与えた場合、被害が「物」に限られるためです。
ただし報告義務を怠ると「報告義務違反」として違反点数1点が加算される可能性があります。今回は一度帰宅した後に通報しているため、この点が問われる可能性があります。
通報のタイミングと遅延の影響
事故発生後、すぐに警察へ報告することは道路交通法上の義務です。事故後に一度現場を離れても、適切に報告・対応すれば違反として扱われないケースもあります。
本件では、現場に戻って通報し、現場検証も受けているため、重大な違反に問われる可能性は低いと考えられます。ただし、警察官が状況をどのように記録したかが鍵となるため、不安な場合は確認が必要です。
免許の点数・停止の確認方法
実際に免許点数が加算されているかどうかは、お住まいの都道府県の運転免許センターや警察本部交通部門に問い合わせることで確認できます。
- 免許センター窓口または電話で照会可能
- 本人確認書類が必要な場合あり
- 一部地域では郵送やオンラインでの申請にも対応
例：東京都にお住まいの場合は「府中試験場」または「鮫洲試験場」などの免許センターへ連絡しましょう。
市役所への連絡と今後の対応
警察から「道路を管理する市役所に連絡を」と言われた場合、市が管理する公物（縁石やガードレール等）が損傷していることが考えられます。市役所へ連絡し、補償・修理に関する案内を受けることが必要です。
損害の程度によっては、加入している任意保険（対物補償）でカバーされるケースもありますので、保険会社にも報告しておきましょう。
弁償や保険の手続きの流れ
物損事故で公共物を破損した場合は、以下の手順で対応します。
- 事故内容を保険会社へ連絡
- 市役所と損害の確認
- 保険会社による賠償手続き（保険適用時）
- 自己負担となる場合は市への直接支払い
事故現場の写真や警察の事故証明書を保管しておくと、手続きがスムーズに進みます。
まとめ：事故後の適切な対応が信頼と免許を守る
今回のような軽微な物損事故でも、冷静な対応と報告が重要です。点数への影響を確認したい場合は、免許センターへ問い合わせましょう。また、市への連絡や保険会社とのやりとりも忘れずに行い、法的な義務を果たすことが、今後のトラブル回避に繋がります。