チラシのQRコード詐欺に注意!個人情報を入力してしまったときの正しい対処法とは

最近増加しているのが「新設備提供エリア拡大のご案内」などと書かれたチラシを使った詐欺です。QRコードを読み込ませ、名前や住所、電話番号などの個人情報を入力させる手口で、詐欺業者がターゲットにしています。この記事では、うっかり個人情報を入力してしまった場合の対処法や、そもそもどういう詐欺なのかを解説します。

QRコード付きチラシ詐欺とは?

この詐欺は、公式の案内を装ったチラシで興味を引き、QRコードをスマホで読み込ませて入力フォームへ誘導し、個人情報を収集するのが特徴です。

たとえば「新しいインターネット設備の提供が始まる」といった内容で「先着順です」などの文言で焦らせ、正体不明のフォームに誘導されることがよくあります。

入力してしまったときに取るべき対応

もし個人情報を入力してしまった場合、すぐに以下の対応を取りましょう。

  • 携帯会社やクレジットカード会社に不審な契約がないか確認
  • 今後その番号や住所に届く連絡に注意し、怪しい連絡には応じない
  • 消費者ホットライン(188)などに相談
  • 必要に応じて最寄りの警察署に被害届や相談を行う

個人情報が悪用される可能性

詐欺グループは収集した情報を利用して、以下のような被害が発生する可能性があります。

  • 架空請求のはがきやメール
  • 身に覚えのないサービスの契約
  • 個人情報を他の詐欺業者へ転売

特に電話番号や住所は、多くの詐欺や勧誘の入り口となります。

実例紹介:被害に遭ったが被害を最小限にできたケース

ある主婦の方が、同様のチラシを受け取りQRコードから名前・住所・電話番号を入力しました。数日後、「工事日の確認」と称する電話が来ましたが、不審に思って消費生活センターに相談。センターの助言により連絡を無視し、被害は最小限で済みました。

このように、早めの相談と冷静な行動が鍵となります。

そもそも信頼できる案内かを見抜くポイント

案内が信頼できるものかを判断するには、次のような点に注目しましょう。

  • 送信元に企業名や連絡先が正式に記載されているか
  • 公式サイトに同様の案内が掲載されているか
  • QRコード先のURLが怪しくないか(ドメインが個人ブログ風など)

不審に思ったら、送られてきた会社名や電話番号を検索し、同様の詐欺報告がないかをチェックしてください。

まとめ:入力してしまっても「落ち着いて冷静に」

QRコードを読み取り個人情報を入力してしまった場合でも、焦らず正しい手順で対応すれば多くの場合被害は防げます。連絡はせず、身に覚えのない請求や契約には絶対に応じず、公的機関に相談するのが最も効果的な対応です。ネット上での情報提供が増えている今こそ、正しい知識で自分と周囲を守りましょう。

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