定期購入トラブルに要注意!返金保証対応時に口座情報を伝えるのは安全か?

話題の商品を「お試し価格」で購入したはずが、実際には定期購入契約となっていた——このようなトラブルはSNS経由の商品購入でしばしば発生しています。今回は、TikTokなどを通じて広がった「ジュメル」などのコスメ商品の定期購入トラブルと、返金保証申請時に銀行口座を伝えることの安全性について詳しく解説します。

定期購入トラブルの背景

「初回◯円」「今だけ特別価格」という文言とともにSNSや通販サイトに表示される広告には注意が必要です。中には、購入時に小さな文字で定期購入が条件とされているケースがあり、ユーザーが気付かずに継続契約に同意してしまっていることがあります。

こうした問題は消費者庁も注意喚起しており、「実質的な定期購入なのに単発購入のように見える広告」は景品表示法や特定商取引法に違反する可能性があります。

返金保証を使って解約するには?

多くの企業では、初回購入後に「返金保証」を提示し、定期購入の縛りから外れるための選択肢として提供しています。しかし、返金保証の利用には期限(例:到着から7日以内)や使用条件(例:パッケージの返送)が厳密に定められている場合があります。

必ず公式サイトや契約書の「返金保証に関する注意事項」を読み、正しく手続きすることが大切です。

返金のために銀行口座を伝えるのは安全?

返金処理を受けるために企業が銀行口座情報(銀行名・支店・口座番号・口座名義など)を求めることはよくあります。これは、一般的には危険な行為ではありません。

ただし、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 送信先のメールアドレスが企業の公式ドメインである(例:@example.co.jpなど)
  • 企業の特商法表記ページに返金連絡窓口としてその連絡先が記載されている
  • 個人情報の取り扱い方針が明記されている

これらを満たしている場合、通常は安心して口座情報を提供できます。

万が一詐欺だった場合の対処法

企業から届いたメールに不審な点がある、または返金処理に応じてもらえないなどの問題が生じた場合は、すぐに以下の窓口に相談しましょう

また、口座情報を送ってしまって心配な場合は、銀行に「不正利用監視」の依頼をしておくことも可能です。

今後同じようなトラブルに遭わないために

初回限定やお試し価格での購入をする際には、次の点に注意しましょう。

  • 「定期コースでの契約である」かどうかを必ず確認
  • 返品・返金の条件や期限を確認
  • 企業の連絡先や評判を事前に調べておく

また、クレジットカード決済を利用した場合、決済取消が可能なケースもあるため、カード会社に相談するのも有効です。

まとめ:焦らず冷静に確認と対応を

返金保証を使って解約する際に銀行口座を聞かれるのはよくある手続きです。ただし、相手が本当に正規の企業かどうかを慎重に見極めた上で、必要な情報を提供しましょう。

不安がある場合は、事前に消費生活センター(188)に電話相談するのが確実です。返金期限が迫っている場合でも、落ち着いて確実な情報収集と確認を心がけましょう。

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