美容アイテムの定期購入はお得に見える一方で、契約内容を誤解してトラブルに発展することもあります。特に「初回で解約可能」と記載されていても、実際には条件付きだったり、規約が細かく定められているケースが少なくありません。今回は、セルノートのフェミッシュクリアに関する定期購入の注意点と、万一解約したい場合の対応策を詳しくご紹介します。
セルノート・フェミッシュクリアの定期コース概要
セルノートのフェミッシュクリアは公式サイトなどで「初回特別価格」の訴求とともに、定期コースでの申し込みが一般的です。多くの場合、4回以上の継続が条件となっており、初回だけでの解約には“やむを得ない事情”が必要とされています。
この「やむを得ない事情」とは、たとえば重大な肌トラブルや医師からの使用中止指示などが該当する場合があります。単なる「気が変わった」「金額的に負担が大きい」といった理由では適用されないことがほとんどです。
契約時に見落としがちな「特定商取引法に基づく表示」
定期購入を申し込む前に必ずチェックすべきなのが、「特定商取引法に基づく表示」ページです。ここには解約条件、回数縛り、返品や返金ポリシーが記載されており、法律上明記が義務付けられています。
実際、消費者庁や国民生活センターにも「初回で解約できると思っていたのにできない」といった相談が多数寄せられており、消費生活センターでも注意喚起がなされています。
初回での解約を検討する際の実例と対処方法
ある女性は、初回申し込み後にすぐ「解約したい」と連絡したものの、「最低4回の継続が条件」と断られました。しかし、皮膚科でかぶれの診断書をもらい、その内容を添えてメーカーに連絡したところ、特例として初回解約が認められたというケースがあります。
このように、医師の診断書や写真など客観的な証拠があると、特例が認められる可能性があります。感情的に電話するよりも、証拠を揃えて冷静に対応しましょう。
クーリングオフは適用されるのか?
通信販売においては、原則としてクーリングオフ制度は適用されません。そのため、契約直後であっても、一方的なキャンセルは法律上難しいのが現実です。ただし、説明内容に誤解を招く表現があった場合や、「初回で解約できる」と誤認させるような広告だった場合は、消費者庁や景品表示法の違反に該当する可能性があります。
その場合は、消費者庁またはお住まいの消費生活センターへの相談をおすすめします。
契約トラブルを避けるためにできること
こうしたトラブルを未然に防ぐためには、以下のような点を確認してから申し込みを行うことが重要です。
- 「特定商取引法に基づく表示」を必ず読む
- 公式サイト内の注意書きをスクリーンショットで保存
- サポート窓口で事前に質問し、メールなど記録に残す
- レビューサイトではなく、公式のFAQや規約を参照する
まとめ:焦らず冷静に対処し、必要なら相談機関へ
セルノートのフェミッシュクリアに限らず、定期購入トラブルは年々増加しています。初回での解約は原則できない場合が多いものの、肌トラブルなどの証明があれば柔軟な対応がなされることもあります。
不安な場合は、国民生活センターや消費生活相談窓口を利用することで、専門的なアドバイスや対応が得られます。大切なのは、一人で抱え込まず、情報を集めた上で落ち着いて行動することです。