スーパーや家電量販店の出入口で、ポケットティッシュを渡しながら話しかけてくるスマホやウォーターサーバーのキャッチセールス。優しく対応してしまったばかりに、長時間引き留められたり、気が弱くて断れず契約してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。本記事では、キャッチセールスを角が立たず、かつ確実に断る方法を具体的にご紹介します。
なぜキャッチセールスは断りづらいのか?
キャッチセールスは、相手の良心や遠慮に付け込む形で話しかけてきます。「話だけでも聞いてくれませんか?」「無料ですので」など、一見丁寧に見える表現を使いながら、徐々に断れない雰囲気を作ります。
特に、「ティッシュを受け取ってしまった」「笑顔で話しかけられた」というだけで“無視するのは失礼”と感じてしまいがちですが、これは相手の“営業トーク”です。
キャッチセールスを断るベストなフレーズ集
曖昧な返事は避け、明確かつ短く断るのがポイントです。以下のフレーズを使えば、相手が食い下がる余地を与えません。
- 「すみません、急いでるので」
- 「他で契約済みです」
- 「家族に相談しないと決められません」
- 「営業はすべてお断りしてます」
- 「結構です」+アイコンタクトを避けてそのまま立ち去る
言葉に自信が持てない人は、事前に声に出して練習しておくのも効果的です。
「断れない人」のための心構えと行動パターン
「断ると悪い気がする」「無視するのは冷たい」と思ってしまう人ほど、相手の思うツボです。営業行為は“善意に付け込む技術”でもあります。感情に訴えかける手法で同情を誘ってくることもありますが、それに応じる必要はありません。
そもそも、営業側も“断られる前提”で声をかけているため、断られたくらいでは傷つきません。むしろ明確に断ることで、相手の時間も自分の時間も無駄にせずに済みます。
「ポケットティッシュ」は受け取っても契約義務なし
「ティッシュをもらったから断りにくい」と感じる人も多いですが、それは完全に善意で配られているものではなく、“興味を引くための営業ツール”です。
受け取ったとしても契約義務は一切ありませんし、そのまま断って立ち去ってもまったく問題ありません。
悪質な勧誘の場合の対処法
しつこく付きまとわれたり、強引な口調や高圧的な言い方で契約を迫られた場合は、「消費者センターに相談します」と言えば多くのケースで引き下がります。
また、キャッチセールスが許可なく敷地内で営業している場合、店舗側に報告すると撤去されることもあります。スーパーや駅前の管理者に相談するのも有効な手段です。
まとめ:キャッチセールスは「断っていい」し「無視していい」
キャッチセールスに対して罪悪感を持つ必要はまったくありません。自分を守るために、毅然とした態度で断ることが大切です。断り方に迷ったら、この記事のフレーズをそのまま使ってみてください。
今後も断りづらさを感じる場面に出くわしたら、自分の時間・気持ち・お金を守るために、はっきり「結構です」と言える習慣をつけましょう。