東京電力エナジーパートナーから同じ月の請求書が2通届いたというケースに遭遇する方は少なくありません。お客様番号は同じなのに、請求番号と請求金額が異なると不安になるのも当然です。この記事では、こうした事例がなぜ起こるのか、そして正しい対応方法について解説します。
複数の請求書が届く原因とは?
東京電力から2通の請求書が届く主な原因としては、以下のようなケースが考えられます。
- 使用場所が複数登録されている(例えば、自宅と店舗)
- 契約名義は1つでも、供給地点が別扱いになっている
- 前回の請求の調整分が翌月に反映されている
- システム上の処理ミスによる請求重複
特に注意したいのは、電気メーターの番号や住所が微妙に異なることで、東京電力側で別契約として処理されてしまうことがある点です。
お客様番号が同じでも要注意
一見して安心材料に思える「お客様番号が同じ」という点ですが、実は「契約単位」ではなく「顧客単位」で割り振られるケースもあるため、お客様番号=請求1件とは限りません。
そのため、請求番号や供給地点特定番号が異なる場合は、複数契約が同時に存在している可能性があります。
東京電力への確認が最優先
不明な請求が届いた場合、東京電力カスタマーセンターへすぐに問い合わせることが重要です。問い合わせの際には、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
- お客様番号
- 請求番号(2通分)
- 請求書に記載された金額・使用期間
- 使用場所(住所)
実際に二重契約が存在していた場合には、1件を解約し、不要な請求分について返金手続きを行う必要があります。
過去に実際に起きた事例
ある利用者は、引越し前の住所の契約が停止されず、新旧両方の住所で請求が発生していたことが発覚。お客様番号は同じだったが、契約単位が別だったため気づかなかったとのことです。
このように、住所変更や契約更新の際は、契約内容の見直しが非常に重要です。
支払うべき?放置していい?
届いた請求書の内容が不明な場合、安易に支払うのは危険です。誤請求やシステム処理ミスの場合でも、支払ってしまうと正規の請求として処理され、返金に時間がかかることも。
まずは支払う前に東京電力に確認し、正当な請求であることが確認されてから支払うようにしましょう。
まとめ
東京電力から2通の請求書が届いた場合、契約の重複やシステム上の処理の可能性があります。お客様番号が同じでも安心せず、請求内容をしっかり照合し、不明点があればすぐに東京電力へ問い合わせましょう。
二重契約だった場合には、不要な契約の解約と返金処理を進めることが可能です。冷静に対応すれば、余計な支払いを防ぐことができます。