デジタルクリニックで処方後キャンセルは可能?支払い義務の有無と対応策を解説

オンライン診療で処方された薬の費用が高額で、クレジット情報も入力せず支払い前にキャンセルしたい…そんなとき、支払い義務は発生するのでしょうか?デジタルクリニックグループを例に、対応方法を整理してご紹介します。

1. 処方後キャンセルは原則できる?診療契約の視点から検討

オンライン診療においては、診療契約と薬の受け渡しが分離されているケースが多く、支払いは「処方+購入」契約ではなく、「診療」契約として扱われることが一般的です

つまり、診療が完了し処方された時点で診療費が発生する場合がある一方、薬の受け取りを拒否すればその分の費用だけは支払い義務がない可能性があります。

2. クレジット未入力なら契約は未成立?実務的な判断

支払い用URLを開いたものの、カード情報を入れなければ購入には至っていません。そのため、契約として成立していない可能性が高いと判断できます。

しかし、診療が完了した以上「診察料・処方料」の支払い義務は残り、不服があれば利用規約や免責条項などの確認が必要です。

3. 利用規約・FAQの条文をチェックすべきポイント

オンライン診療では、キャンセルや中断対応に関する記載が規約に明記されていることがあります。

  • 診療完了後~処方までの間にキャンセル可能か
  • URL送付後のキャンセル条件
  • 返金ポリシー

まずはデジタルクリニックグループの公式規約や「よくある質問」を精読し、該当条項を確認してみましょう。

4. キャンセルしたい場合の実際の対応手順

以下の流れで問い合わせると柔軟性が期待できます。

  • 問合せフォームやチャットで「URLからはカード入力していない」「薬も受け取っていない」旨を伝える
  • 支払い義務が医師診療料に限定されるなら、その明細や理由を確認依頼
  • 支払い意思がある点も伝えつつ、「処方料だけ」での請求に応じられるか相談

5. 実例:途中中断と料金請求の交渉ケース

ある利用者が20分のオンライン診療後、処方URLを見て高額と感じて申し込みを中断しました。結果として診療料(3,000円)のみ請求され、薬代は免除された事例もあります。

このように、カード入力前であれば
①診療料のみ請求、②薬代キャンセル
という柔軟対応が可能なケースもあるのです。

まとめ:診療料は発生する可能性、薬代は支払い回避も可能

デジタルクリニックでのオンライン診療は、診療契約と薬の購入=支払い契約が分かれることが多いため、薬を受け取らなければ薬代の支払い義務は発生しない可能性があります。

まずは利用規約を確認し、キャンセル手続きをしっかり伝えることで、不必要な支払いを回避できるケースも多いです。

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