インターネット広告などで見かける「初回980円のお試し商品」。その中でも話題となっているのが、歯磨き粉「TaVaTeee（タバティー）」に関する請求トラブルです。今回は「知らないうちに本商品扱いになり、キャンセル不可と言われた」という体験談をもとに、同様の事態を避けるための注意点と対処法をまとめました。
なぜ980円が7,800円に？見落とされやすいポイント
この種の「お試し価格」には、ページ下部や別画面に定期購入規約が記載されていることが多く、実際には“初回のみ980円”で、2回目以降自動で高額なセット商品が届くというケースが見られます。
問題は、この情報が「非常に分かりにくく」「目立たない箇所」に掲載されていることがあり、消費者が誤認して申し込んでしまうことです。
実際のトラブル例：TaVaTeeeで発生した内容
・広告バナーでは「初回980円」
・カード決済時も合計額表示は980円
・申込完了後、メールで「7,800円請求」の通知が来る
・発送前でもキャンセル不可と通告
・返品しても支払い義務があると案内される
こういったトラブルでは、消費者契約法や特定商取引法違反の可能性があり、後に「解約・返金に応じる」例も出ています。
トラブルに遭ったらまず取るべき行動
- 注文完了ページ・メール内容・利用規約などをすべて保存
- 消費者ホットライン「188」に連絡して相談
- カード会社に支払停止の抗弁権の行使を申請（分割・リボ払い時など）
- 内容証明郵便で解約・請求拒否を通知
消費者庁や国民生活センターも、「お試し価格商法」への注意喚起を定期的に行っており、報告が増えています。
警察や行政の対応について
警察は「実被害」がないと被害届を受理しにくい傾向がありますが、事前相談や記録を残すことは非常に重要です。
また、自治体の消費生活センターには「継続事例」として記録が残るため、他の相談者と合わせて改善指導が入る可能性があります。
今後同じような被害を防ぐには
- 「お試し」や「初回限定価格」の小さな注意書きまで必ず読む
- 総額・回数の記載がないサイトからは申し込まない
- 怪しいと感じたら商品名＋「解約」「トラブル」などで検索
実際に「タバティー 解約」や「タバティー 返金」で検索すると、SNSや掲示板に多数の相談例が見つかります。
まとめ：泣き寝入りせず、できることから行動を
TaVaTeeeに限らず、「お試し」と思って頼んだ商品が高額で継続契約だった…というケースは少なくありません。返金を諦める前に、カード会社・消費者センター・国民生活センターと連携し、正式な対応を求めることが大切です。
また、今後は「表示のわかりやすさ」や「クーリングオフの適用可否」も確認しながら、安心できる通販利用を心がけましょう。