近年、国際電話を装った詐欺行為が増加しており、特に「+388」から始まる不審な番号への着信に注意が必要です。この記事では、「+3883730110」や「+3887240110」などの番号からの着信があった際に知っておきたい情報や対処法をまとめています。
+388はどこの国?正式な国番号ではない特殊なコード
一般的に国際電話の国番号はITU(国際電気通信連合)によって割り当てられますが、「+388」は過去にE.164国際ネットワークコードとして割り当てられていたもので、通常の国単位ではなく、特定の通信サービスネットワーク向けに使われていました。
現在ではほとんど使われておらず、通信インフラや国際的なルーティングの名残や、不正利用の対象になりやすい番号として知られています。
「+388~」からの電話が怪しいとされる理由
これらの番号は、詐欺的な国際プレミアム通話(通話ごとに高額課金される仕組み)に使われる可能性があり、日本国内でも「ワン切り詐欺」や「折り返しさせて高額料金を請求する手口」として報告されています。
例えば、「+3883730110」などからのワンコール着信があり、折り返すと自動音声が流れるだけで高額な国際通話料金が課金されるケースが存在します。
不審な電話があった場合の対応手順
以下の対応を取ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
- 知らない国際番号からの電話には出ない
- 絶対に折り返し発信しない
- 着信番号をGoogleで検索し、情報を確認
- スマートフォンの着信拒否設定を活用
- 不審な履歴が多い場合は、携帯会社に相談
万が一通話してしまった場合でも、すぐに通話を切り、携帯会社のサポートに相談しましょう。
実際の被害例と注意喚起
実例として、SNSや掲示板などで報告されている被害内容の一部を紹介します。
例:「+3881110110」から着信→折り返したところ、英語の音声が流れ続けた。後日、電話料金が数千円加算されていた。
このような事例が複数報告されており、不明な番号は絶対に折り返さないことが基本的な対策です。
携帯会社の対応とブロック方法
主要キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)では、不審な国際電話を自動でブロックする機能や、有料オプションでの迷惑電話対策サービスを提供しています。
また、iPhoneやAndroidには、着信拒否リストやスパムフィルターアプリが利用可能です。NTTドコモの迷惑電話対策ページなども参考にすると良いでしょう。
まとめ:+388の番号には注意!折り返しはNG
「+388」から始まる電話番号は、通常の国際通話では見かけない特殊な番号であり、不審な活動に悪用されるリスクがあります。知らない番号からの着信には出ず、万一着信があった場合は折り返さず、着信拒否を設定するなどの対処が推奨されます。
冷静に対応することで、トラブルを防ぎ、安心してスマートフォンを使い続けることができます。