18歳未満の深夜外出は補導される?高校生が知っておきたい深夜帰宅の注意点

イベントやライブなど、どうしても夜遅くまで外出が必要なこともある高校生。しかし、未成年の深夜外出には法律や地域ごとのルールが関わってきます。本記事では、18歳未満の深夜帰宅が補導対象になる可能性と、その対策について詳しく解説します。

補導とは何か?その目的と対象年齢

補導とは、警察などが青少年を保護する目的で行う一時的な指導のことです。犯罪者として逮捕されるわけではありませんが、地域の青少年健全育成条例(いわゆる「青少年条例」)に違反していると判断された場合に行われます。

多くの都道府県では、18歳未満の青少年が午後11時以降に理由なく外出していると補導の対象になります。

地域によって異なる「青少年保護育成条例」

補導の基準は全国共通ではなく、各都道府県が定める青少年保護育成条例に準拠します。例えば、東京都では午後11時〜午前4時までの間、18歳未満の者が保護者の同伴や正当な理由なしに外出していると補導対象となる可能性があります。

一方で、大阪や愛知など他県では午後10時からの地域もあり、居住地・イベント開催地双方の条例を確認することが重要です。

補導された場合の流れと親・学校への影響

補導された場合、まず警察官が声をかけ、本人確認や目的の確認が行われます。その際、保護者に連絡されるのが一般的です。また、状況によっては一時的に警察署などで待機を求められることもあります。

学校への連絡については、明確な犯罪や条例違反でなければ必ずしも通知されるわけではありません。しかし、通っている高校が警察と連携している場合などでは通知されるケースもあります。

正当な理由があれば補導されない?

「正当な理由」があれば、深夜外出でも補導対象から外れる可能性は高いです。例えば次のようなケースです。

  • 保護者の許可を得ている
  • 帰宅中である
  • イベント参加など明確な目的がある

また、その場で警察に説明し、保護者に連絡がつけば特に問題とならない場合がほとんどです。警察官が状況を判断し、保護者と確認が取れれば見逃されるケースも多くあります。

補導を避けるためにできる具体的な対策

補導を避けるには事前準備が大切です。

  • 保護者の同意と連絡可能な状態を確保する
  • 学生証や身分証を携帯する
  • 帰宅ルートや時間をメモしておく
  • 警察に事情を説明する自信を持っておく

特に、「まっすぐ帰宅中です」と明確に伝えられることは大きな安心材料になります。

まとめ:18歳未満の深夜外出は「親の許可」と「正当な理由」が鍵

18歳未満の深夜外出は、地域の条例によって制限されていますが、保護者の同意と正当な理由があれば、補導対象から外れることもあります。何よりも大切なのは、安全に帰宅することと、事前にしっかり準備をしておくことです。

イベントや用事で遅くなる場合は、保護者に同行してもらうか、連絡が取れる状態を保つなどして、トラブルを未然に防ぎましょう。

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