セルフレジの操作中にお札とレシートが重なってエラーが起きた、レジの中に本当にお金が入ったか自信がない…。そのような不安を感じた経験がある方も少なくありません。特に現金での支払いでは、レジの仕組みや店舗側の対応が気になる場面も。本記事では、セルフレジで起こる支払いミスと誤差、警察に発展するケースなどを解説します。
■セルフレジでよくあるお金の挿入ミスとは？
セルフレジでは、レシートや紙が挟まっていることでお札が認識されない、または誤作動することがあります。このとき、一部のお札だけが中に入り、他は返却されたり、読み取りエラーになる場合も。
例えば、「1000円札2枚とレシートを一緒に入れたが、1枚しかレジに入らなかった」というケースでは、システム側が紙幣と判断しなかった札が返却される仕組みです。多くのレジでは紙幣を1枚ずつスキャンして認識しているため、重なりがあると排除される仕様になっています。
■その場でミスに気づけなかった場合、どうなる？
レジで金額に誤差が出た場合、多くの店舗では定期的にレジ精算・誤差チェックが行われています。誤差があれば、どの時間帯にどの操作で発生したかをログや防犯カメラで確認する運用が一般的です。
つまり、仮に1000円札がレジに入っていた場合、売上が合うため店舗側は特に追及しません。逆に入っていなかった場合は、店員が立ち会って現金を手渡しで受け取っていれば、その分が補填される形となります。
■3ヶ月前の出来事でも警察に通報されることはある？
基本的にレジ誤差＝警察沙汰になることはほとんどありません。意図的な詐取や窃盗でない限り、セルフレジの操作ミスは「ヒューマンエラー」として扱われます。
店舗が被害届を出すようなケースは、明確な悪意や繰り返しの不正行為があるとき。一度きりで、すぐに店員に申告し、立ち会って支払いしていれば、問題になることはまずありません。
■気になるときに確認できる方法は？
どうしても気になる場合は、映画館や店舗に「3ヶ月前の支払いに関して確認したい」と問い合わせをすることも可能です。大手チェーンでは入金記録や監視カメラが一定期間保管されていることが多く、レジの操作履歴から該当日時の確認も行えます。
ただし、3ヶ月以上経過していると記録が削除されていることもあるため、不安を減らすには当日または翌日中に相談するのが理想です。
■「不安を感じやすい人」へのセルフレジでの対策
- 紙幣は1枚ずつ入れる：重なりや紙の混入を防ぎ、認識エラーを減らします。
- レジ操作中は慌てない：トラブルがあってもすぐに店員を呼べばOK。
- 動画やスマホで操作状況を記録する：トラブル時の確認材料になります（※店舗ルールに注意）。
また、自己責任に不安がある場合は現金でなくキャッシュレス決済を選ぶのも安全策のひとつです。
まとめ
セルフレジでの現金支払い時に、紙幣やレシートの重なりでエラーが発生するのはよくあることです。たとえ間違っていたとしても、すぐに店員に申し出て正しく支払っていれば、警察に通報されるような事態にはなりません。
「本当に支払ったか不安」と感じるのは自然なことであり、重要なのは誠実に対応すること。不安を感じたときは遠慮せず、早めに店舗に確認してみましょう。