近年、後払い決済サービス「ペイディ」を利用する人が増えていますが、利用状況によってはクレジットカードやカードローンの審査に影響を及ぼすこともあります。この記事では、ペイディの滞納履歴がプロミスなどの金融機関による審査にどう影響するのか、信用情報の仕組みと合わせて詳しく解説します。
ペイディの支払い遅延は信用情報に記録されるのか
ペイディは株式会社Paidyが運営する「後払い」決済サービスで、基本的にはクレジットカードのような信用取引とは異なる位置付けですが、2020年以降、分割払いを利用した場合は信用情報機関(JICC)に情報が登録されるようになりました。
一括払いであっても、支払いを何度も遅延すればPaidy側で社内ブラックリストに登録される可能性があり、今後の利用制限がかかることもあります。ただし、一括払いでの軽微な遅延のみであれば、信用情報機関に報告されないケースも多いです。
プロミスの審査基準と信用情報の役割
プロミスをはじめとする消費者金融は、申込者の審査の際に信用情報機関(JICCやCICなど)に登録されている履歴を確認します。過去のクレジットカードやローン、携帯端末の分割払い、後払いサービスの履歴が重要視されます。
ペイディの分割払いで長期延滞があり、それが信用情報に登録されている場合、プロミスの審査に影響を与える可能性があります。一方で、一括払いの滞納が短期で解消されており、信用情報に登録されていない場合は、ほとんど影響はないと考えられます。
信用情報を確認する方法
不安がある場合は、自分で信用情報を確認することが可能です。JICC(日本信用情報機構)やCICの公式サイトから情報開示請求を行えば、ペイディやその他の取引履歴が載っているか確認できます。
信用情報に延滞情報が記録されている場合は、完済してから一定期間(おおむね5年)で記録が削除されるまで、新たなローンやクレジット契約に通りづらくなる可能性があります。
ペイディ以外にも見直すべき信用要因
信用情報だけでなく、安定した収入の有無、勤続年数、他社借入額も審査の重要な要素です。ペイディに限らず、他のローンやクレジットカードでの延滞履歴も含め、総合的に判断されます。
もし過去にクレジットカードで強制解約になっている場合や、携帯代の分割払いを滞納している場合も、審査には不利に働きます。
まとめ:一括払いの軽度な滞納なら大きな影響は少ないが、油断は禁物
ペイディの一括払いでの短期的な滞納であれば、プロミスの審査に致命的な影響を与える可能性は低いと考えられます。ただし、延滞が常習化していた場合や、ペイディの分割払いで長期の滞納があった場合は、信用情報に記録され審査に影響が出ることがあります。
事前に信用情報を確認し、不安要素を明確にした上で申し込むことが、スムーズな審査通過の第一歩です。