レンタカーを利用中に施設内の設備を誤って破損してしまった場合、どのように対応すべきか不安になる方は少なくありません。今回は、実際にショッピングモール内の駐車場ゲートを破損してしまった事例をもとに、事故発生時の正しい対応手順と注意点を解説します。
事故発生時にまず行うべき初動対応
設備を破損してしまった場合は、まずは人身事故でないことを確認し、その上で以下の連絡先にすぐに通報・報告しましょう。
- レンタカー会社(例:タイムズカー)
- 駐車場の管理会社または警備員
- 必要に応じて警察(事故証明取得のため)
これにより、後の賠償や保険処理のトラブルを防ぐことができます。
レンタカー会社の対応フローと連絡が来ない場合
タイムズカーなどの大手レンタカー会社では、事故報告後に社内で調査や確認を行い、その後連絡が入る仕組みです。しかし、指定された時間内に連絡が来ない場合もあります。
このようなときは、再度自分から連絡することが重要です。「連絡が来ないから大丈夫だろう」と判断するのはリスクを伴います。
賠償責任や保険の対象になるかどうか
レンタカー契約には通常、車両保険・対物賠償保険が含まれており、施設のゲートや設備を破損した場合にも適用されることがあります。ただし、免責金額(自己負担)やノンオペレーションチャージ(NOC)が発生するケースも。
事故発生時には保険の適用可否と、自己負担額を確認するようにしましょう。
施設側とのやりとりはどうすればいいか
駐車場の設備など第三者の所有物を破損した場合、レンタカー会社を通じて対応するのが基本です。直接やり取りしないよう指示される場合もあるため、レンタカー会社の指示に従うのが無難です。
ただし、警備員や施設側に第一報を伝えた記録は保管しておくことをおすすめします。
今後のトラブル回避のためにできること
レンタカー利用時には狭い場所や障害物の多い場所では特に注意が必要です。バックカメラやセンサーに頼りすぎず、目視確認を怠らないようにしましょう。
また、万が一に備えて「免責補償制度」や「NOC補償制度」のオプション加入も検討しましょう。
まとめ:自己判断せずに積極的な確認と連絡を
設備を破損してしまった場合でも、冷静に対応すれば法的な問題に発展することはほとんどありません。ただし、連絡の行き違いや確認漏れがあるとトラブルに発展する可能性もあるため、連絡がない場合は自己判断せず、必ず自分から再確認するようにしましょう。