仮想通貨業界では、名前を聞いてもよく分からないコインが山ほど存在しますが、「ZoZoCoin(ZZC)」もその一つ。価格や取引量がほぼゼロのコインについて、実際の状況と注意すべき点を整理しました。
ZoZoCoinとは?
ZoZoCoin(ZZC)は、CoinMarketCapやBinance、Coinbaseなど主要取引所の価格表示で「$0」「取扱なし」と記載されており、取引実態が確認できません :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
CoinCarpによると、流通量や総供給量が確認できるものの、取引所への上場実績はなく、ホワイトペーパーも不明確 :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
詐欺の可能性は?
取引所に上場されていない、流動性ゼロ、価格が常に“0ドル”という状態は、投資対象として非常にリスクが高く、詐欺的なトークンの典型例です。
ICO評価サイトFoundicoでは、2018年の公開時点でランクは「4.7/10」と低評価で、プロジェクトの信頼性に疑問が残ります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
安易な参入が招くリスク
- 資金流動性:取引所にないため、購入しても売れず、価値を現金化できない
- 情報不足:運営者、使用用途、技術背景などが明らかではない
- 詐欺リスク:急なプロジェクト消失や価格操作、ポンジスキームの可能性
安全な投資をするためには
仮想通貨に投資する際は、以下の項目を必ずチェックしましょう。
- 複数の信頼できる取引所への上場実績
- 流動性や24時間取引量が確認できること
- 運営主体の透明性、チーム構成、開示資料の有無
- ホワイトペーパーの内容が論理的で信頼できること
- 独立第三者の評価やレビュー
具体例:過去の詐欺トークンの手口
過去には、ICO後に価格操作され、一般投資家の資金が流出する「ポンジコイン」や、公式サイトが突然閉鎖されるスキャム事例も多数あります。
このような背景を踏まえると、ZoZoCoinの現状はむしろ「ブラックボックス」であり、安全とは言えません。
まとめ
・ZoZoCoinは取引所に上場されておらず、価格は常にゼロ。
・ICO評価サイトでも低評価で、プロジェクト信頼性に疑問あり。
・詐欺的なトークンに投資するリスクは高く、安易な購入は避けるべき。
仮想通貨投資をする際は、上場実績や流動性、透明性を重視し、安全な銘柄を選びましょう。